招待状の出し方は、送る相手やシーン(結婚式、パーティー、ビジネスのイベントなど)によって多少異なりますが、基本的なマナーと流れは共通しています。
以下では、正式な招待状を出す場合をベースに、丁寧かつ実用的なステップごとに詳しく解説します。
目次
招待状を出す目的を明確にする
まず「何のための招待状か」を整理しましょう。
- 結婚式:挙式・披露宴への正式な案内
- 誕生日パーティー:カジュアルな交流の場
- ビジネスイベント:展示会、講演会、セミナーなど
- 会食や送別会:人数確認と日時の調整を兼ねた案内
これにより、文面のフォーマル度、言葉遣い、デザイン、送付方法が変わります。
招待状の構成要素
正式な招待状には、以下の要素が盛り込まれている必要があります。
基本構成
- 表題(タイトル):「ご案内」「ご招待」など
- 主催者の名前
- 開催日時と場所
- イベントの趣旨・目的
- 返信依頼(出欠の返事)
- 服装指定(あれば)
- 地図・アクセス情報(特にリアルイベントの場合)
文面の書き方(フォーマルな例)
例:結婚式の招待状(フォーマル)
拝啓 陽春の候 皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます
このたび 私たちは結婚式を挙げる運びとなりました
つきましては 日頃お世話になっている皆様に
感謝の気持ちを込め ささやかながら披露宴を催したく存じます
ご多用中とは存じますが ぜひご出席賜りますよう
心よりお願い申し上げます
敬具
令和◯年◯月◯日
新郎 山田太郎 新婦 佐藤花子
記
日時:令和◯年◯月◯日(日) 午後◯時より
場所:○○ホテル○階「○○の間」
住所:○○市○○町○丁目○番地
電話:012-345-6789
【ご出欠のお返事は◯月◯日までにお願い申し上げます】
実務的な出し方
スケジュール感
| 準備項目 | 推奨時期(目安) |
|---|---|
| 招待者リスト作成 | 2〜3か月前 |
| 招待状の文面決定 | 2か月前 |
| 印刷・封入作業 | 1.5か月前 |
| 招待状発送 | イベントの1か月前 |
| 出欠の返信〆切 | イベントの2〜3週間前 |
封筒のマナー
- 封筒の宛名は毛筆または筆ペンで丁寧に書く(できれば縦書き)
- 差出人の住所・氏名は裏側左下に記載
- 切手は慶事用・弔事用のものを使い分ける(慶事なら慶事用の花柄など)
返信用ハガキ・封筒をつける
出欠確認が必要な場合は、必ず返信用ハガキや封筒を同封します。
返信先住所をあらかじめ記載しておき、切手も貼っておくのがマナーです。
返信ハガキの記載例
ご出席 ・ ご欠席
お名前:
ご住所:
ひとことメッセージ(任意):
デジタル招待状(最近の傾向)
近年ではLINEやメール、あるいはサービス(Peatix、EventRegist、Googleカレンダー)を使ってデジタルで招待するケースも増えています。
メリット
- コストがかからない
- 返信が早い
- リマインドが容易
注意点
- フォーマルな場面には向かない(特に結婚式や公式イベントなど)
- 年配者には紙の方が親切
よくある注意点
| 注意点 | 解説 |
|---|---|
| 「ご出席・ご欠席」の「ご」を二重線で消す | 相手が選ばなかった方の「ご」を二重線で消すのが正しいマナー |
| 宛名は必ずフルネーム | 敬意を込める意味で、苗字だけは避ける |
| メールで送る場合も失礼のない文面にする | 口語体ではなく、敬語・丁寧語で記載する |
| 印刷の品質に気を配る | 安っぽく見えない紙・封筒を選ぶ(特に慶事では重要) |
送る方法
郵送の場合
- 定型封筒に入れて、郵便局から送付(記念切手や慶事用切手が好印象)
手渡しの場合
- 「ご挨拶がてら…」と一言添えて、丁寧に手渡しする
- 封筒の向きや開け方にも気をつける(縦書きなら右上から開ける)
まとめ

- イベントの目的が明確か?
- 日時・場所・連絡先は正確に書かれているか?
- 出欠確認方法が明記されているか?
- 宛名や文体に失礼がないか?
- スケジュールに余裕を持って準備しているか?
以上、招待状の出し方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

