「招待状」と「ご招待状」はどちらも日本語として使われますが、文脈や使い方によって適切さが異なります。
以下では、それぞれの表現の違いや使い方のニュアンスについて、丁寧に解説いたします。
目次
基本の違い:「招待状」と「ご招待状」
| 表現 | 種類 | 意味合い | 丁寧さ |
|---|---|---|---|
| 招待状 | 一般名詞 | 招待する内容を書いた文書 | 通常の表現 |
| ご招待状 | 敬語表現(尊敬語) | 「招待状」に「ご」を付けた丁寧表現 | より丁寧な表現 |
「ご招待状」は二重敬語なのか?
「ご招待状」は二重敬語ではありません。
というのも、「招待状」という語はすでにある程度フォーマルな言葉ではありますが、それ自体に敬語成分は含まれていません。
「ご〜」をつけることで敬意を表すのは自然な日本語の用法です。
ただし、やや格式ばった言い回しになるため、日常的な文脈やくだけた文章では使われない傾向があります。
使用シーンの違い
| シーン | 適切な表現 | 理由 |
|---|---|---|
| ビジネス文書・案内状 | ご招待状 | 相手に対する敬意を表現するため |
| 社内メモやカジュアルな会話 | 招待状 | 丁寧すぎると不自然に感じられる可能性がある |
| 公的な式典・冠婚葬祭の案内文 | ご招待状 | 書面の格式を高めるため |
| ブログ・SNSなどラフな表現 | 招待状 | 読者との距離感に合わせて自然な言い回しを使うため |
「ご招待状」を使うときの注意点
- 「お招き」と「ご招待」などの言い換えとの違い
- 「ご招待状」は「招待状」に敬語をつけたもの。
- 「お招きいただきありがとうございます」は「動作(招く)」に対する尊敬語。
- 文章内で混在しないように、敬語の統一感を持たせることが重要です。
- 重ねがけの敬語に注意
「ご招待状をお送りさせていただきます」は冗長です。
→ 「ご招待状をお送りします」が自然で丁寧です。
例文で見る使い分け
正しい使い方の例
- 敬語を意識するビジネス文: 平素よりお世話になっております。このたび、弊社主催のセミナーを開催する運びとなりましたので、ご招待状をお送り申し上げます。
- 日常のカジュアルな会話: 来月の結婚式の招待状が届いたよ。
- SNSなどでも違和感なく使える表現: イベントの招待状を作成しました!皆さんのお越しをお待ちしています。
結論:どちらが「正しい」のか?
- 文法的には両方正しい表現です。
- ただし、「ご招待状」のほうが丁寧さや格式を重視する場面にふさわしい表現です。
- 一方、「招待状」は中立的で汎用的な言葉として、ほとんどの文脈で使うことができます。
まとめ

| 表現 | 正しさ | 丁寧さ | 使用シーン |
|---|---|---|---|
| 招待状 | ◎ | △ | 一般的な文章やカジュアルな会話 |
| ご招待状 | ◎ | ◎ | ビジネス文、正式な案内状など格式を要する場面 |
以上、招待状とご招待状はどちらが正しいのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

