結婚式の招待状には、マナーや形式、文面、タイミングなど、いくつか守るべきルールがあります。
これは日本独自の慣習と一般的な礼儀作法が融合したもので、フォーマルな場にふさわしい印象を与えるためにも非常に重要です。
以下に、結婚式の招待状に関するルールや注意点を項目別に詳しく解説します。
目次
招待状を送る時期のルール
招待状発送のタイミング
- 挙式の2か月前〜遅くとも1か月半前が一般的。
- ゲストがスケジュールを調整しやすいよう、事前に「出席の可否を確認する連絡(プレ招待)」を行うのがマナー。
- 出席確認(返信)の締切は、式の1か月前までが理想。
招待状の作成スケジュール
- デザイン・印刷手配:挙式の3か月前までに。
- 内容確認・宛名書き:2か月前には完了。
- 発送:1か月半〜2か月前にポスト投函。
招待状の構成と記載内容
招待状には、以下のような構成が一般的です。
表紙(カバー)
- デザイン性のある紙で装丁されており、式のテーマやトーンを反映させる。
本状(案内文)
- 最も重要なパート。以下の内容を含みます。
| 要素 | 説明 |
|---|---|
| 頭語・時候の挨拶 | 「謹啓」や「陽春の候」など、季節に応じた挨拶から始まる。 |
| 主文 | 結婚の報告と、ゲストへの出席依頼の文章。 |
| 日時・会場 | 開宴時間、受付開始時間、会場名・住所・電話番号など詳細。 |
| 結語 | 「ご多用とは存じますが、何卒ご出席賜りますようお願い申し上げます。」など。 |
| 新郎新婦の名前 | 基本的には両家の親の名前で送るが、新郎新婦本人の名前でも可(主催者により変化)。 |
同封物
- 返信はがき(出欠確認用)
- 返信締切日を記載。
- 「ご出席/ご欠席」などを記載し、ゲストが○をつける形式。
- 会場案内図(アクセスマップ)
- 駅からの行き方、駐車場、連絡先などを記載。
- 付箋(挙式にも招待する場合など)
- 挙式に参列してほしい人には「挙式にもぜひご参列ください」と明記。
- お食事の配慮カード(必要に応じて)
- アレルギーや食事制限がある場合、事前に把握できるよう配慮。
宛名書きのマナー
宛名の書き方
- 毛筆や筆ペンが正式。万年筆や黒のインクペンでも可。
- 宛名は「様」、夫婦連名の場合は「◯◯様・◯◯様」と並列表記。
- 会社関係者には「◯◯株式会社」「部長 ◯◯様」と正式名称を明記。
差出人(封筒の裏)
- 両家の親の住所と名前を連名で記載するのが正式。
- 新郎新婦が主催する場合は、本人の住所氏名。
招待状の文例(フォーマル)
謹啓 陽春の候 皆様におかれましては
益々ご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび 私たちは結婚式を挙げることとなりました
つきましては 日頃お世話になっております皆様に
感謝の気持ちを込めて ささやかながら
披露宴を催したく存じます
ご多用中とは存じますが
ぜひご臨席を賜りますようお願い申し上げます
謹白
令和〇年〇月〇日
新郎 ◯◯ ◯◯
新婦 ◯◯ ◯◯
NGマナー・注意点
| NG例 | 解説 |
|---|---|
| 句読点を使う | 結婚式の文章には「終止符を打たない」という意味で、句読点(、。)を使わないのが通例。 |
| コピーや印刷した宛名 | 手書きが基本。失礼にあたることもある。どうしても必要な場合は高品質の印刷が望ましい。 |
| 招待状の返信に対する放置 | 返信が届いたらできるだけ早く確認・お礼の連絡を。欠席者へのフォローも重要。 |
カジュアルな形式もOK?
近年は、以下のようなカジュアルな結婚式も増えています。
- 家族婚や少人数婚
- 手作り招待状やWeb招待状
- LINEやメールで事前に意思確認
ただし、目上の方や会社関係、格式ある式場で行う場合にはフォーマルな招待状が必須です。
相手によってスタイルを使い分けるのが賢明です。
Web招待状の台頭
最近では、以下のようなWebサービスを使った招待状も主流になりつつあります。
| サービス例 | 特徴 |
|---|---|
| 招待状.jp | テンプレート豊富、返信もWebで完結。 |
| DEAR(ディア) | シンプル&おしゃれ、写真や動画も使える。 |
| ARCH DAYS | デザイン性が高くカスタム自由度も高い。 |
ただし、紙の招待状は儀礼的な価値が高く、正式な印象を与えるため、年配層には紙での送付をおすすめします。
まとめ

| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 発送時期 | 挙式の1.5〜2か月前に郵送。 |
| 構成 | 本状・返信はがき・地図・付箋などを丁寧に同封。 |
| 文面 | 句読点を使わず、敬語・時候の挨拶に注意。 |
| 宛名 | 手書きで、相手の立場に応じた敬称を使う。 |
| カジュアル形式 | 状況に応じて使い分ける(フォーマルとの併用も可)。 |
一生に一度の大切な行事だからこそ、丁寧に心を込めて準備することが大切です。
相手への感謝や礼儀を大切にした招待状を作成すれば、ゲストにも温かい気持ちが伝わるはずです。
以上、結婚式の招待状のルールについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

