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結論:どちらも“間違い”ではないが、目的と相手への印象で最適解が明確に分かれる
案内状には「縦書き・横書きどちらが絶対正しい」というルールはありません。
しかし、日本の文書文化やマナーの観点から見ると、以下のような傾向があります。
- フォーマルな儀式・式典 → 縦書きが基本
- ビジネス・実務重視 → 横書きが多い
- 若い層・ラフなイベント → 横書きが自然
ここからは、シーン別により詳細に掘り下げます。
フォーマルな案内状は「縦書き」が一般的
代表例
- 結婚式(招待状・案内状・披露宴案内)
- 葬祭関係(法要案内・香典返し通知など)
- 式典・表彰式・成人式など公的行事
- 茶会・俳句会・講演会など伝統的文化行事
縦書きが選ばれる理由
- 日本の正式文書は伝統的に縦書き
文化的に「格式」を感じさせ、礼儀正しさが伝わる。 - 漢字主体の文章は縦の方が落ち着いた印象になる
和文のリズムが整い、儀礼文が読みやすい。 - 封筒・はがきの宛名も縦書きが一般的
送り手の敬意を示す形式として定着。
フォーマル感を重視したいなら、基本は縦書きで間違いありません。
ビジネスや事務連絡中心の案内状は「横書き」が主流
代表例
- セミナー案内
- 会社説明会・展示会・イベント案内
- 商談案内・ミーティング案内
- 企業からの通知文・メール案内
横書きが選ばれる理由
- 現代のビジネス文書はほぼすべて横書き
会社案内・契約書・メールなどが横組みのため統一しやすい。 - URL・日付・地図・住所が横の方が綺麗に提示できる
デジタル情報との相性が良い。 - 読み手に「わかりやすさ」「機能性」を感じてもらえる
実用性を重視する案内状は横書きが最適。
カジュアルなイベントや若者向けは「横書き」と相性が良い
例
- パーティー
- ワークショップ
- オフ会など趣味の集まり
- SNSと連動したイベント案内
理由
- ポップなデザインとの相性が良い
- 写真・イラスト・QRコードを配置しやすい
- スマホで見る前提の案内は横が読みやすい
迷ったときに判断する3つの軸
フォーマルか、カジュアルか?
- 伝統・儀式 → 縦
- ビジネス・実用 → 横
- 若い層・SNS連動 → 横
デザイン要素が多いか?
- 地図・タイムテーブル・URL → 横
- 漢字が多い文章・儀礼文 → 縦
読み手にどんな印象を与えたいか?
- かしこまった印象 → 縦
- 現代的・実務的 → 横
- 親しみやすい → 横
実務でよく質問される「ケース別・最適解」
Q1. 個人で主催する習い事の発表会は?
→ 縦書きがやや有利
文化性・格式があるため、縦の方が自然。ただし地図の扱い次第で横もあり。
Q2. 会社主催のセミナー招待メールは?
→ 100%横書き
メール文も添付PDFも横が自然。
Q3. 結婚式の二次会案内は?
→ 横書きが人気
若者向けでデザイン性が高いため。ただし一次会(本式の招待状)は縦書きが王道。
Q4. 老舗企業の式典案内は?
→ 縦書きが最適
品格・伝統の演出として有効。
もし判断が難しいときは「読み手の年代」が鍵になる
- 50代以上が中心 → 縦書きが好印象
手紙文化に慣れている世代は縦書きを“丁寧”と感じる傾向。 - 20〜40代中心 → 横書きの方が読みやすい
デジタル文書が日常のため抵抗がない。
縦書き・横書きの作成時に気をつけたい技術的なポイント
縦書きの注意点
- スマホで読ませる場合は読みにくくなる
- 外国語・数字・URLは横倒しになり不格好
- 地図・タイムスケジュールを合わせるのが難しい
横書きの注意点
- フォーマルな印象が弱くなる
- 伝統行事には不自然に感じられることがある
- 封筒宛名を横書きにするか縦書きにするかで迷いがち
→ 一般的には「封筒は縦・本文は横」でもOK
まとめ:案内状は「目的 × 読み手 × 印象」で決める
| シーン | 最適形式 |
|---|---|
| 結婚式・法要・式典 | 縦書き |
| ビジネス案内 | 横書き |
| イベント・パーティ | 横書き |
| 文化行事 | 縦書き(ただし地図が多いと横も可) |
以上、案内状は縦書きと横書きどちらが正しいのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

