案内状を封筒に入れる際の「向き」は、ビジネスマナーや冠婚葬祭の場面でとても重要です。
単なる形式ではなく、「相手への敬意」や「心を込めて整える」意識が現れる部分です。
以下で、目的別に詳しく解説します。
目次
基本の考え方:開けたときに読みやすい向きで入れる
封筒を開いたとき、受け取る側がすぐに内容を読み始められる向きが正解です。
つまり、「封筒の表面(宛名面)」を自分に向けた状態で開けたとき、案内状の本文の表面が上を向くように入れます。
封筒の向きの基準
- 封筒の表面(宛名が書かれている側)が「表面」
- 封筒の裏側(差出人や封の部分がある側)が「裏面」
- 開封口(フラップ)が上に来るようにして考えると分かりやすいです。
案内状(単体)の入れ方
封筒の種類別
- 縦型封筒(和封筒)の場合
→ 封筒の表面(宛名面)を下にして置き、案内状の表面が上向き・上辺(本文の最初の行がある側)を封筒の口に向けて入れます。
→ 開けた瞬間に「表紙(本文の冒頭)」が上になるようにするのが礼儀です。 - 横型封筒(洋封筒)の場合
→ 封筒の表面を下にし、案内状の表面を上にして、左上が封筒の口側になるように入れます。
→ 洋式は欧米の習慣に倣い、左開きが基本です。
案内状と同封物(返信はがき・地図・チラシなど)がある場合
複数の紙を入れる場合、順序にもマナーがあります。
封筒を開けて取り出したときに、案内状 → 同封書類の順に自然に見えるように並べます。
正しい順番(上から順に)
- 案内状(本文)
- 返信用はがき(または返信用封筒)
- 会場案内図や地図
- 付箋(「ご出席・ご欠席のいずれかをご返信ください」など)
つまり、最初に目にするのが案内状本体になるように整えます。
折り方と向きの関係
二つ折りや三つ折りの場合
案内状を折る場合は、読み始めが内側に来ないようにします。
つまり、封筒から出したときに「表紙」がすぐ見えるよう、折り方と入れ方を調整します。
例
- 二つ折りの案内状 → 折り目を下に、開き口を上にして入れる
- 三つ折りの案内状 → 最後に折った「フタになる面」が表側になるように入れる
冠婚葬祭ごとの違い
結婚式・パーティーなどの慶事
- 明るい色の封筒・上向き封(封の折り返しが上に)で「幸せを招く」意を込める
- 封筒の開封口が上向きになるように入れるのが基本
- 案内状の表紙面が上を向くように入れる
お葬式・法要などの弔事
- 白無地封筒を使い、「下向き封(封の折り返しを下に)」で「不幸を封じる」意味を表す
- 案内状の表紙面は上向きで良いが、封の仕方だけが逆になる点に注意
実践的ポイント:きれいに入れるコツ
- 案内状の四隅をきっちり揃える
- 折り目がずれないよう、軽く押さえながら封筒に入れる
- 手紙面に指紋や汚れがつかないよう、できれば清潔な手袋または薄手の紙を使う
- 差出人側の裏面(封の部分)には、中心より少し下にフルネームを丁寧に記入する
まとめ

| 項目 | 縦型封筒(和封筒) | 横型封筒(洋封筒) |
|---|---|---|
| 案内状の表面 | 上向き | 上向き |
| 案内状の上辺 | 封筒の口側 | 左上側 |
| 同封物の順序 | 案内状 → 返信はがき → 地図など | 同様 |
| 封の仕方(慶事) | 上向き封 | 上向き封 |
| 封の仕方(弔事) | 下向き封 | 下向き封 |
以上、案内状の入れ方の向きについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

