印刷用語の「ノド」とは、冊子や本などの印刷物において、ページが綴じられる側、つまり中央部分の余白を指します。
ノドは、主にページを開いたときに左右のページが中央で綴じられる際、文字やデザインが見えにくくなるのを防ぐために確保される重要なスペースです。
目次
ノドの役割
ノドの余白は、視認性や可読性の向上に加えて、製本の際にページが無理なく開けるようにするためのスペースとしても重要です。
特に厚めの本や雑誌などでは、ノドが狭いと中央部分が隠れやすく、文字やデザインが見づらくなることがあります。
そのため、適切なノドの幅を確保することが、デザインやレイアウトの段階で大切なポイントとなります。
ノドの幅の決め方
ノドの幅は、主に以下の要素に左右されます。
- 製本方法: 製本の種類(中綴じ、無線綴じ、糸綴じなど)によって、必要なノドの幅が異なります。たとえば、中綴じの場合は綴じの中央部分に針金を使うため、ノドの余白を多めに取らなければならないことがあります。
- ページ数: ページ数が多いほど、製本時に中央部分が厚くなるため、ノドを広めに設定する必要があります。
- 紙の厚さ: 厚い紙を使うと、ページを開いたときに反発力が強くなり、ノドの部分が開きにくくなるため、より広いノドが必要です。
ノドに関する注意点
- デザインと可読性: ノドに対して十分な余白を確保しないと、製本後に中央部分が読みにくくなる恐れがあります。特に、ページが多くなるほどノドが詰まる傾向が強くなるため、注意が必要です。
- 製本後の影響: 製本工程によっては、ページを開いたときにノド部分が大きく引き込まれ、隠れてしまうことがあります。これを避けるために、ノドには重要な文字やデザイン要素を配置しないようにするのが一般的です。
関連用語
- 小口(こぐち): ノドに対して、ページの外側の余白部分を「小口」と呼びます。小口もノドと同様に、レイアウトのバランスや可読性を考慮するうえで重要な余白です。
ノドは、製本の仕様やデザインに応じて適切に設計する必要があり、特に冊子や本をデザインする際には十分な注意を払うべき重要な要素です。
以上、印刷用語のノドについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

