賞状に記載する「順位」の書き方には、格式や目的によっていくつかのルールや慣習があります。
以下に、正式な文例とともに、用途別の書き方・注意点を詳しくご説明します。
目次
基本構成:賞状の記載項目
賞状に記載される内容は一般的に以下のような順番になります。
- 表題(例:「賞状」「表彰状」「優勝証」など)
- 被授与者の名前
- 順位・成績の記載
- 功績内容・理由文
- 授与日
- 主催者名・代表者名
順位の書き方の基本ルール
数字ではなく漢数字を用いる
- 正:第一位、第二位、第三位
- 誤:1位、2位、3位(賞状では避ける)
順位の記載は「成績」として独立させて書くか、「理由文」に含めるかで異なる
【例A】順位を冒頭に記載するパターン(一般的)
賞状
第一位 山田 太郎 殿
あなたは第十回〇〇大会において優秀な成績をおさめられました
よってこれを賞します
令和七年七月十五日
〇〇協会 会長 佐藤 花子
【例B】本文の中で順位に触れるパターン
賞状
山田 太郎 殿
あなたは第十回〇〇大会において優れた技術を発揮され
見事第一位の成績をおさめられました
ここにその栄誉をたたえこれを賞します
令和七年七月十五日
〇〇実行委員会 委員長 田中 一郎
用途別:順位の書き方
競技大会・コンクール系
→ 順位が重要な意味を持つため、「第一位」「準優勝」「第三位」などを明確に。
- 「第一位」:順位としての栄誉を強調
- 「準優勝」:第二位と同等扱い(特にスポーツ系)
- 「敢闘賞」「努力賞」など:順位ではなく精神・貢献への評価
学業成績や社内表彰
→ あまり順位を表に出さない場合、「最優秀賞」「優秀賞」「佳作」などの賞名で表現することが多い。
- 「最優秀賞」=第一位に相当
- 「優秀賞」=上位入賞者
- 「佳作」=入賞だが上位ではない
子ども向けイベント・習い事
→ 競争意識を避ける場合、「がんばったで賞」「にっこり賞」など柔らかい表現が好まれる
注意点
| ポイント | 説明 |
|---|---|
| 漢数字の統一 | 「第〇位」などの数字はすべて漢数字に統一します。例:「第一位」「第十位」 |
| 敬称「殿」 | 子どもでも大人でも「〇〇 殿」と書くのが正式。 |
| 順位は中央揃えで強調 | とくに第一位などは氏名の前に大きめに書くことが多い。 |
| 同率順位の扱いに注意 | 同点者が複数いる場合、「第一位(同点)」や「優秀賞」とするなどの工夫が必要。 |
よく使われる順位関連語句
| 順位 | 賞状での表現例 |
|---|---|
| 1位 | 第一位/最優秀賞/優勝 |
| 2位 | 第二位/準優勝/優秀賞 |
| 3位 | 第三位/入賞/佳作 |
| その他 | 奨励賞、努力賞、特別賞、敢闘賞など |
ワンポイントアドバイス
- 表彰式の格や年齢層によって、順位の「見せ方」を調整するのが大切です。
- 厳粛な大会:格式重視 →「第一位 〇〇殿」など明確な表記
- フレンドリーな場:柔らかい表現 →「〇〇賞」「〇〇で賞」など
- 表彰理由の文章は定型文に一工夫加えると印象がよくなります。
まとめ

正式な例文
賞状
第一位 佐藤 太一 殿
あなたは第〇回〇〇大会において
卓越した技術と努力により優秀な成績をおさめ
第一位に輝かれました
よってここにその栄誉を称え賞します
令和七年七月十五日
〇〇協会 会長 山口 花子
以上、賞状の順位の書き方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

