賞状(表彰状、感謝状など)の作成において、「適切な字数」は非常に重要な要素です。
見栄えや読みやすさ、格調のある印象を左右するため、単に内容を書く以上の配慮が求められます。
以下では、賞状における字数の目安、行数、構成、レイアウトとの関係、そして文字サイズやバランスの考え方まで、詳しく解説します。
目次
賞状の一般的な構成と字数の目安
賞状の構成要素
- タイトル(例:表彰状、感謝状)
- 受賞者の氏名・敬称(殿、様など)
- 本文(功績の内容)
- 日付
- 贈呈者の氏名・肩書き
文字数の目安(標準サイズ賞状:A3または八つ切り)
| 項目 | 行数の目安 | 1行あたりの文字数(目安) | 合計文字数(目安) |
|---|---|---|---|
| 本文部分 | 7〜10行 | 15〜18文字 | 約100〜150文字 |
| 氏名部分 | 1行 | 5〜8文字 | — |
| 合計 | — | — | 120〜180文字前後 |
※ あくまで目安であり、賞状の目的・内容によって調整が必要です。
賞状に適した字数と「バランス」の考え方
賞状においては単に文字数を制限すればいいわけではなく、「行数×字数のバランス」が重要です。
横幅(行あたりの字数)
- 短すぎるとスカスカに見え、空白が多くなってしまう
- 長すぎると窮屈で読みづらく、気品を損ねる
→ 理想は 1行15文字前後
漢字を多めにすると引き締まった印象になります。
縦幅(行数)
- 7〜10行前後が一般的
- 5行以下だと本文が軽く見え、10行以上だと読みにくくなる傾向があります。
賞状文の種類別:字数の考え方
表彰状
- 功績や努力に対する称賛を伝えるため、具体的な内容をやや詳しく書く傾向があります。
- 字数目安:130〜160文字程度
感謝状
- 感謝の意を表すことが中心で、比較的簡潔な表現になる傾向。
- 字数目安:100〜130文字程度
卒業証書・修了証書
- 定型文が多く、簡潔かつ形式的であるため短め。
- 字数目安:80〜120文字程度
賞状作成における注意点(字数以外)
文字サイズとの調整
- 字数が少ない場合は文字をやや大きめに、文字数が多い場合は小さめに調整してバランスを取ります。
- 毛筆(楷書体や行書体)などを用いるときは、読みやすさと余白の美しさを両立させる必要があります。
余白の取り方
- 上部・左右・下部にしっかりとした余白を持たせることで「格調高い印象」を演出できます。
- 文字の配置が紙面の中央にくるように計算して、行数や字数を逆算するのがプロの作り方です。
段落の取り方
- 賞状は基本的に段落は作りませんが、「功績の説明→称賛の言葉→今後の期待」というように内部構成を意識して書くと自然な文章になります。
例文とその字数
表彰状例(約150文字)
表彰状
○○○○ 殿
あなたは長年にわたり地域社会の福祉向上に尽力され、その功績は誠に顕著であります。よってここに深く敬意を表し表彰いたします。
令和七年七月十五日
○○○○協会
会長 ○○○○
→ 本文部分:約104文字、全体:約140文字
まとめ

| 要素 | 推奨 |
|---|---|
| 1行あたり | 15文字前後 |
| 行数 | 7〜10行程度 |
| 合計文字数 | 120〜160文字程度 |
| 余白 | 上下左右にしっかりと |
| レイアウト | 中央揃え、縦書きが基本 |
補足:デジタルで作成する際の注意
- WordやIllustratorなどを使う場合、縦書き設定+文字間隔調整が大切です。
- 和文フォントは楷書体(HG正楷書体-PRO、青柳衡山など)が好まれます。
- 行間や余白の見え方は印刷プレビューで必ず確認しましょう。
以上、賞状に適した字数についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

