箔押しは、金属箔などを紙や革、布などの素材に圧着する加工技術で、主に高級感や視覚的インパクトを出すために使われます。
特に印刷物(名刺、パッケージ、招待状、書籍の表紙など)や工芸品、文具に多く用いられます。
目次
箔押しの基本的な色の種類
箔の色は大きく分けて以下のようなカテゴリに分かれます。
メタリック系(Metallic Foil)
もっとも一般的で華やかな印象を与えるタイプ。
光を反射し、輝きを放ちます。
- 金箔(ゴールド)
- 黄味がかった金色(イエローゴールド)
- 赤味がかった金色(ローズゴールド)
- アンティーク調の金(アンティークゴールド)
- 銀箔(シルバー)
- 鏡面のような明るいシルバー
- マットシルバー(光沢を抑えたもの)
- スモークシルバー(少しグレーがかった銀)
- 銅箔(カッパー)
- 赤銅系の温かみのある金属感
- アンティーク感が強く、高級感がある
- ホログラム系
- 虹色に反射する箔
- 角度によって色が変化する「レインボーフォイル」
- その他メタリックカラー
- メタリックブルー、グリーン、パープルなど
- メタリックブラック:光沢のある黒箔。ミステリアスで洗練された印象
マット系(Matte Foil)
金属的な光沢を抑えた仕上がりで、上品で落ち着いた雰囲気を演出。
- マットゴールド/マットシルバー
- ギラつきを抑えた柔らかい金属感
- 高級ブランドや上質な冊子などに向く
- マットホワイト/マットブラック
- 黒地に白箔、白地に黒箔などの組み合わせが人気
- ミニマルデザインやモノトーン基調のデザインに好相性
ピグメント系(顔料系 Foil)
顔料をベースにした不透明な箔。
光を反射せず、紙にしっかりとした色が乗ります。
- ホワイト、ブラック、レッド、ネイビーなどの濃色
- メタリックでは出せない「深み」や「マット感」を表現できる
- クラフト紙など、濃い下地でも発色が良い
箔押し色の選び方:目的別ガイド
| 目的・印象 | 適した色の例 |
|---|---|
| 高級感・ラグジュアリー | ゴールド、ローズゴールド、アンティークゴールド |
| スタイリッシュ | シルバー、ホログラム、メタリックブラック |
| モダン・シンプル | マットブラック、マットホワイト、ネイビー |
| 可愛らしさ・女性らしさ | ローズゴールド、メタリックピンク |
| クラフト感・自然素材風 | ピグメント系のホワイトやブラウンなど |
箔の質感の違い(色とあわせて知っておきたい)
- グロス箔:光沢が強く、反射がはっきりしている(ゴージャス感がある)
- マット箔:反射が少なく、しっとり落ち着いた印象(上品さ重視)
- ホログラム箔:視覚的に動きがあり、イベントやエンタメ系に向いている
- エンボス・デボスとの組み合わせ:箔押しに凹凸を加えると、より立体的で存在感が増す
実際の使用シーンごとの箔色例
| 使用シーン | 人気の箔色例 |
|---|---|
| 名刺 | ゴールド、シルバー、マットブラック |
| 招待状・結婚式アイテム | ローズゴールド、ホワイト、シャンパンゴールド |
| パッケージ | ホログラム、銅箔、マット系のシルバー |
| 書籍・ノート表紙 | ピグメント系ブラック、アンティークゴールド、ネイビーなど |
注意点
- 紙や素材との相性:光沢紙・マット紙・クラフト紙など、紙質によって箔の発色が異なります。
- 版代がかかる:箔押しには「金型」が必要なので、印刷コストが高くなることが多いです。
- 細かいデザインは難しい場合も:細線や細かい文字は潰れやすいため、事前に印刷所と相談するのがベストです。
まとめ

| 特徴 | メリット | 向いている用途 |
|---|---|---|
| メタリック系箔 | 高級感・華やかさ・光沢感 | 名刺、ラグジュアリーブランド、招待状など |
| マット系箔 | 落ち着いた印象、上品で現代的 | モダンなブランド、アート系、ミニマルデザイン |
| ピグメント系箔 | 色の再現性が高く、マットな仕上がり | クラフト素材、ナチュラル系パッケージ、カジュアルデザイン |
箔押しは単なる「飾り」ではなく、ブランドや作品の世界観を一瞬で伝える強力な視覚表現です。
使用する色と質感の選び方次第で、驚くほど印象が変わります。
以上、箔押しの色についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

