賞状の巻き方には、見た目の美しさや礼儀作法が関係しており、特に正式な場面(卒業式、表彰式、贈呈式など)ではきちんとした巻き方が求められます。
以下に、賞状の正しい巻き方について、手順と注意点を詳しく説明します。
目次
賞状の巻き方:基本の考え方
賞状を巻く理由には以下のようなものがあります。
- 持ち運びしやすくするため
- 折り目や破れを防ぐため
- 贈呈の所作としての美しさ
賞状を巻く際には、「内側が表面(文字がある側)」になるように巻きます。
これは、巻いたときに外側に凹凸が出ないようにし、表面が保護されるためです。
賞状の巻き方:基本の手順
用意するもの
- 賞状(A3・B4など)
- リボンまたは奉書紙(必要に応じて)
- 筒(賞状筒:贈呈用の場合)
- 手袋(必要であれば:指紋や汚れ防止)
巻く向きの確認
- 文字がある面(表面)を内側にします。
- 縦書きの賞状の場合、右から左へ巻くのが一般的。
- 横書きの賞状の場合、左から右へ巻くことが多いですが、厳密な決まりはなく、贈る側の文化や慣習に従います。
巻き方の手順
- 平らな場所に広げる
賞状を机の上などで広げ、しわがないか確認します。必要なら軽く手で押さえて整えます。 - 下から巻き始める(横向きに)
巻きやすいよう、賞状の端に筒の芯となるような細い棒や紙芯をあてるときれいに巻けます。これがなくても手で巻けますが、形を整えにくくなるため注意。 - 両手で均等に巻く
両手で端から少しずつ巻いていきます。片側に力を入れすぎると斜めになるため注意。やや緩めに、でもバラけない程度に巻きます。 - 巻き終えたらリボンや帯で固定
- 赤白の水引を使う場合は蝶結びまたは本結び(場面により使い分け)。
- 和紙の帯を巻いて、のし紙を貼ることもあります。
- 贈呈用筒がある場合は、筒に優しく入れます。
リボン・水引の結び方
基本的な水引の使い分け
| 結び方 | 用途 |
|---|---|
| 蝶結び(花結び) | 何度あってもよい祝い事(例:表彰・進級など) |
| 本結び(結び切り) | 一度きりの祝い事(例:卒業・退職・永年勤続など) |
赤白の水引を用いた場合、蝶結びが最もよく使われます。
巻くときの注意点
- 強く巻きすぎない:紙に跡がついたり、割れることがあります。
- 緩すぎると戻ってしまう:固定できる程度に。
- 手が汚れていないか確認:汚れや油分が紙につかないよう注意。
- 贈呈時の向きに注意:筒に入れる場合、名前側が内側になるよう調整。
- 賞状筒のサイズを確認する:サイズが合っていないと折れやすくなります。
賞状を巻く vs. 賞状を平にして渡す:どちらが正しい?
一般的には、贈呈時には平らな状態で渡し、その後保管や運搬のために巻くのが正式です。
ただし、卒業式や記念式典などでは、巻いた状態で筒に入れて渡すことも多く、これは形式的に許容されています。
企業や自治体によってもルールが異なります。
巻かない方が良いケース
- 額装する予定がある場合(巻くとクセがつくため)
- 高級な和紙でできている賞状(折れや巻き癖がつくのを避けるため)
- 長期間保存が目的の場合(平らに保管したほうがよい)
まとめ

| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 巻き方 | 表を内側に、縦書きは右→左、横書きは左→右 |
| 強さ | 軽く・均等に巻く |
| 固定方法 | 水引、リボン、和紙帯など |
| 注意点 | 手の汚れ、紙の折れ、巻きすぎ |
| 贈呈方法 | 平ら or 筒、目的に応じて使い分け |
以上、賞状の巻き方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

