賞状に記載する日付において「漢数字(例:令和六年七月十七日)」を用いるのが正しいのかどうかというご質問に対して、以下に詳しく解説いたします。
目次
結論:賞状の日付は「漢数字」が正式かつ慣例的に正しい
理由と背景
賞状や感謝状、表彰状などのフォーマルな文書では、古くから毛筆文化の名残や格式の保持を重んじ、「漢数字(大字とも言います)」が使用されてきました。
これは、以下のような理由によります。
賞状における日付表記の一般的な形式
通常、賞状における和暦日付は以下のように表記されます。
令和六年七月十七日
年:元号+漢数字
- 正例:令和六年
- 誤例:R6年、2024年(※フォーマルでは使わない)
月日:必ず漢数字(縦書き・横書き問わず)
- 正例:七月十七日
- 誤例:7月17日、07月17日
なぜアラビア数字(1, 2, 3…)ではなく漢数字なのか?
格式と品位
賞状は公式の場で用いられる儀礼文書であり、文面全体の統一感と格調高さが求められます。
漢数字は古来より格式を保つために用いられ、毛筆との相性も良いとされています。
偽造・改ざん防止
「一」や「二」などのアラビア数字(1、2)に比べて、漢数字は書き換えが困難なため、安全性の面でも優れているとされています。
これが古文書や戸籍などで大字が使われてきた理由の一つでもあります。
書式の慣習
多くの表彰状テンプレートや賞状印刷サービスでは、日付は漢数字で統一されており、公式文書の作法としても自然と受け入れられています。
実務上の注意点
元号は「漢字表記」が原則
- × R6年
- ○ 令和六年
アラビア数字の混在は避ける
- × 令和6年7月17日
- ○ 令和六年七月十七日
西暦を使うのはNGか?
→ 一般的な賞状では西暦は避けるべきです。日本の公的機関や学校・団体では元号表記が標準です。
具体例:日付表記の比較
| 表記形式 | 正式度 | コメント |
|---|---|---|
| 令和六年七月十七日 | ◎ | 最も正式。慣例的にも正しい |
| 令和6年7月17日 | △ | 非公式な場ではありうるが、賞状では不適切 |
| R6.7.17 | × | ビジネス文書向き。賞状には使わない |
| 2024年7月17日 | × | 外資系や一部の例外を除きNG |
補足:横書き賞状でも漢数字が使われるのか?
横書きの賞状であっても漢数字を使用するのが一般的です。
ただし、学校などで簡易的に作成する表彰状では、横書き+アラビア数字も見られます。
ですが、正式な表彰状としては不適切とされる場合もあるので注意が必要です。
まとめ

| 項目 | 正しい表記 |
|---|---|
| 年 | 令和六年 |
| 月 | 七月 |
| 日 | 十七日 |
| 書式全体 | 令和六年七月十七日 |
| 数字形式 | アラビア数字ではなく漢数字 |
関連豆知識
- 「賞状」では「金一封」などの金額を記すときも漢数字(壱・弐・参などの大字)を使うことがあります。
- 行書体や楷書体など、書体も品格に大きく影響します。手書き風フォントの場合でも漢数字との調和が重要です。
以上、賞状の日付は漢数字が正しいのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

