「賞状」と「表彰状」は、どちらも個人や団体の功績・努力・成果などを称えるために授与される文書(証書)ですが、それぞれの使われ方・目的・意味合いには明確な違いがあります。
以下に詳しく解説します。
目次
基本的な違い
| 項目 | 賞状 | 表彰状 |
|---|---|---|
| 意味 | 何らかの「賞」を授ける証明書 | 「表彰(ほうびを与えて褒める)」行為の証明書 |
| 用途 | コンテストや競技会での成績・順位に応じた授与 | 社会的貢献・長年の勤続・模範的行動などに対する称賛 |
| 強調点 | 成果や勝利(競争の結果) | 功績・努力・道徳的模範(競争性が低いことも) |
| 贈る主体 | 主に主催者(学校・企業・大会主催者など) | 官公庁、企業、団体、学校など幅広い主体 |
| 書き方 | 「○○賞を授与する」という形式 | 「ここに表彰します」といった形式 |
より具体的な使い分けの例
賞状が使われる場面
- 絵画コンクールで「金賞」や「佳作」などを取ったとき
- スポーツ大会で「1位」「優勝」したとき
- 学校で「皆勤賞」「努力賞」「成績優秀賞」などを受けたとき
表彰状が使われる場面
- 会社で10年勤続した社員に「永年勤続表彰」を行うとき
- 地域社会への貢献に対して、町内会から住民が表彰されるとき
- 災害時に人命救助を行った市民に自治体が表彰状を贈るとき
- 学校で風紀や生活態度が模範的な生徒を称えるとき
文章構成の違い(文面の例)
賞状の文面例
賞状
○○賞
あなたは第○回○○コンクールにおいて優秀な成績を収められました
よってこれを賞します
令和○年○月○日
○○主催者
表彰状の文面例
表彰状
あなたは長年にわたり○○に尽力し地域社会の発展に大きく寄与されました
その功績を称えここに表彰します
令和○年○月○日
○○市長
イメージで捉える違い
- 賞状 = 「勝った人・優れた成果を上げた人」に対する“賞”の証明書
- 表彰状 = 「良いことをした人・模範となる人」に対する“称賛”の証明書
つまり、「賞状」は結果に対して授けられるのに対し、「表彰状」は人格や努力、行動など、結果以外の要素も含めて称える意味合いが強くなります。
法的・制度的観点
行政や企業の中では、「表彰規程」「表彰制度」などが整備されており、その中で「表彰状」が公式に運用されていることが多いです。
逆に「賞状」は比較的カジュアルで、表彰制度としての位置づけは緩やかであることが多いです。
英語での違い
- 賞状:Certificate of Award / Prize Certificate
- 表彰状:Certificate of Commendation / Certificate of Appreciation / Recognition
英語圏でも同じく、「Award」は競技・成績に関連し、「Commendation」や「Appreciation」は貢献・努力・模範的な行動への称賛に使われます。
まとめ

| 賞状 | 表彰状 |
|---|---|
| 成績・順位・受賞の証明書 | 功績・模範的行動への感謝や称賛 |
| 競争性がある場面で使われることが多い | 道徳的・社会的価値を称える場面が多い |
| よくある例:金賞、皆勤賞、努力賞など | よくある例:永年勤続、善行表彰、地域貢献など |
もし賞状や表彰状を実際に作成する、あるいは授与する立場であれば、目的や功績の種類に応じて適切な名称を選ぶことが大切です。
また、社内報や地域広報などで紹介する際にも、この違いを押さえておくことでより正確で信頼感のある発信につながります。
以上、賞状と表彰状の違いについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

