ロゴが似ているかどうかを調べる方法はいくつかあります。
目的(商標登録の可否判断、模倣の確認、デザイン差別化など)によって適切な手段が変わるので、今回は 実用的な手順を体系的に詳しくご紹介します。
目次
Google画像検索を活用する(簡易チェック)
方法
- ロゴ画像ファイルを用意する(JPG / PNG / GIF)。
- Google画像検索(https://images.google.com)を開く。
- カメラマーク(画像で検索)から画像をアップロード。
- 類似画像や類似ロゴが表示される。
メリット・デメリット
- 無料・手軽・スピーディー。
- 海外ロゴも拾える。
- データベースが網羅的ではない。
- 文字ロゴ・抽象的ロゴには弱い。
実務活用例
- クライアント提案用のロゴ案が既存ロゴに類似していないか簡易確認。
- 競合ブランド調査の一環として類似ロゴの存在確認。
商標データベースで調べる(正式な法的リスク確認)
方法
日本国内(JPO:特許庁)
- J-PlatPat(https://www.j-platpat.inpit.go.jp)
→「図形商標検索」で画像や図形コードから商標登録されているロゴを検索可能。
海外主要国例
- WIPO Global Brand Database(世界知的所有権機関)
https://www3.wipo.int/branddb/en/ - EUIPO(欧州連合知的財産庁)
- USPTO(米国特許商標庁)
メリット・デメリット
- 正式な商標登録ロゴと照合できる。
- 法的リスク(商標権侵害)確認に必須。
- 操作がやや難しい。
- 抽象的な類似性(デザイン全体の印象)は人間の判断も必要。
実務活用例
- 新ロゴ制作時の法的クリアランス確認。
- 海外進出時の商標リスク調査。
- 他社ロゴを参考にしても権利侵害しない範囲か確認。
AI・専門ツールを活用する(より精度の高い類似性判定)
主なツール例
- LogoGrab
→ AIでウェブ上のロゴ類似検出。 - TrademarkVision(Clarivateグループ)
→ 図形商標のAIベース類似性検索サービス。 - Markify
→ 商標検索+類似商標レポートを自動生成。
メリット・デメリット
- AIによる視覚的な類似性判定に強い。
- 海外市場含め広範囲なリスク確認。
- 有料(月額 or 従量課金)。
- 日本の中小規模案件ではコストに見合わない場合あり。
実務活用例
- グローバルブランドのロゴ開発・展開時。
- 高額なブランド訴訟リスクを避けるための事前確認。
- 代理店やブランドコンサルティング案件での高品質なリサーチ報告書作成。
専門家への相談(最終判断)
活用先
- 商標専門弁理士
- ブランドコンサルタント
- 知的財産専門弁護士
メリット・デメリット
- 最終的な法的リスク判断が可能。
- 訴訟や交渉に備えた正確な見解が得られる。
- 費用(相談料〜数万円〜)。
- ある程度の準備(ロゴ案や希望用途などの整理)が必要。
実務活用例
- 重要なクライアント向けブランド戦略提案時。
- ハイブランド / 高額商品カテゴリでのロゴ利用時。
- 海外進出ブランド案件の商標戦略構築時。
まとめ

| ケース | まずやるべきこと | 次にやるべきこと |
|---|---|---|
| 簡単な競合チェック | Google画像検索 | J-PlatPatで商標確認 |
| 新ロゴ制作時 | Google画像検索+J-PlatPat | 必要に応じてAIツール or 弁理士相談 |
| 海外展開ロゴ制作 | WIPO / EUIPO検索 | AIツール+弁理士相談 |
| ブランドリスク調査 | LogoGrab / TrademarkVision | 弁理士による正式意見取得 |
以上、ロゴが似ているか調べる方法についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

