ロゴデザインに使われる日本語フォントは、ブランドの個性や世界観を強く反映するため、とても重要な要素になります。
ただ日本語は漢字・ひらがな・カタカナの3種類が混在するため、フォント選びの難易度が欧文より高いとも言われています。
目次
日本語ロゴ用フォントを選ぶ際のポイント
ブランドイメージとの整合性
- 高級感 → 明朝体や極細ゴシック体など
- 親しみやすさ・可愛さ → 丸ゴシックや手書き風
- 力強さ・インパクト → 太ゴシックや角張ったフォント
- 伝統・和風 → 筆文字・毛筆系フォント
可読性
- ロゴは縮小・拡大に耐える必要があるため、小さくしても潰れない文字設計が重要です。
- 特に線が細すぎる明朝体は小さくすると見えづらい場合もあるため注意。
汎用性
- Web/紙媒体/商品パッケージなど様々な媒体に展開する場合はライセンスの確認が必須。商用利用可能なフォントを選ぶこと。
スタイル別おすすめ日本語フォント
【高級感・洗練された印象】
明朝体系
- ヒラギノ明朝(ヒラギノフォント)
→ 高級ブランド・ホテル系でもよく使われる。品格があり、視認性も高い。 - 筑紫明朝(フォントワークス)
→ 現代的な明朝体。やや柔らかさもある。文学系ロゴにも。 - 游明朝体
→ Windows/Mac双方に標準搭載されていることが多く、使いやすい。
【親しみやすさ・ナチュラル・かわいい】
丸ゴシック系・手書き風
- Rounded M+(ラウンデッドエムプラス)
→ オープンソース。柔らかい丸みで親しみやすい印象。 - やさしさゴシック
→ 無料/商用利用可。丸みがありつつ現代的。 - ニコモジ+(手書き風フォント)
→ 手作り感や温かみが出したい場合に使える。雑貨系など。
【力強さ・インパクト重視】
太ゴシック・ディスプレイフォント
- ヒラギノ角ゴ W6〜W8
→ 力強さ+モダンさ。企業系ロゴでも採用例多数。 - モリサワ 新ゴ/リュウミン
→ 商用フォントの王道。新ゴは特に安定感あるゴシック。 - AXIS Font Heavy
→ デザイン誌や先進的なプロダクトロゴでも使用例が多い。スタイリッシュさ+力強さ。
【和風・伝統的】
筆文字・毛筆系
- 衡山毛筆フォント
→ 無料/商用利用可。ややカジュアル寄りな毛筆。 - 青柳隷書しも
→ 隷書体の美しさが出る。和菓子や伝統工芸品に合う。 - 砧書体(きぬがわフォント)シリーズ
→ 有料フォント。非常に完成度の高い和風フォント。
有料フォントと無料フォントの使い分け
有料フォントのメリット
- 品質が高い(細部のデザインまで丁寧)
- ファミリー展開が豊富(細字〜極太)
- 商用ライセンスがクリア
- 高級ブランドや企業ロゴには基本的に有料フォントが使われることが多い
無料フォントのメリット
- 個人クリエイターや小規模ブランドにはコスト面で導入しやすい
- ただし必ず商用可のライセンス確認が必須
注意点
- ロゴは「商標」にもなるため、フォントをそのままロゴに使用可能かを確認する(アウトライン化してもOKかなど)。
- フリーフォントの中には「ロゴNG」「商標登録NG」としているものもある。
実際の事例
- ヒラギノ明朝/角ゴ → 大手企業、ホテル、出版系
- 筑紫明朝 → 書籍/コスメ系ブランド
- モリサワ新ゴ → アプリ、Web系、先進テック企業
- AXIS → 家電・プロダクトデザイン系
- 丸ゴシック系 → キャラクターグッズ、子ども向け商品
- 毛筆系 → 和菓子店、日本酒ブランド、和風飲食店
まとめ

選び方の基本
- ブランドイメージと合致しているか
- 小さくても可読性があるか
- 展開時のライセンス問題がクリアか
- ユニークさ(他社との差別化)があるか
以上、ロゴデザインにおすすめの日本語フォントについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

