「ロゴのコンセプト」とは何か、どのように考えるべきかについて詳しく解説します。
目次
ロゴのコンセプトとは?
ロゴのコンセプトとは、ロゴマークやロゴタイプに込められた基本的な「意味」や「意図」のことです。
これは単なる「かっこいいデザイン」や「おしゃれな見た目」ではなく、
ブランドの理念・価値・世界観・メッセージを視覚的に表現するための「核」となる考え方です。
別の言い方をすると
- なぜこの形なのか?
- なぜこの色なのか?
- なぜこのフォントなのか?
- ブランドにとってどんな意味があるのか?
といった問いに一貫性ある説明ができる「物語」や「背景」のことを指します。
なぜロゴのコンセプトが重要なのか
ブランドのアイデンティティを明確にする
ロゴはブランドの「顔」です。そこにブレのない一貫したコンセプトがあることで、顧客や市場に明確なイメージを伝えることができます。
社内外の共通理解を生む
デザイナーだけでなく、マーケター、営業、経営陣など、全員がロゴに込められた意味を理解できれば、ブランディング全体の方向性が揃いやすくなります。
長期的な資産になる
一過性の流行に左右されるのではなく、ブランドの価値を永続的に支えるロゴにするには、しっかりしたコンセプト設計が不可欠です。
ロゴコンセプトの構成要素
一般的に、ロゴのコンセプトは次のような要素で構成されます。
ブランド理念(ミッション・ビジョン・バリュー)
- 企業・ブランドがどんな価値を世の中に届けたいのか。
- 例)「環境との共生」「新しい未来の創造」「家族の安心感」など。
ブランドの個性・キャラクター
- 親しみやすい? 高級感? 革新的? 信頼感? といったブランドの人格的特徴。
業種・市場特性
- 例えば金融業界なら信頼感、ファッションなら先進性や感性など、業界の慣習や市場の期待に合わせる要素も考慮。
ターゲットユーザー
- 誰に届けたいのか? 年齢、性別、価値観、ライフスタイルなどに応じたデザイン方向性。
文化的・歴史的な意味合い
- 形・色・象徴に込められる文化的背景やストーリー性。
ロゴコンセプトの実例
いくつか具体例を挙げます。
Appleのロゴ
- シンプルなリンゴの形+かじられた跡
→ 知識(旧約聖書の「知恵の実」)の象徴。
→ テクノロジーを通じた人間の知性・創造性の開花というコンセプトが込められている。
Nikeのスウッシュ
- ギリシャ神話の勝利の女神「Nike」の翼の動きを象徴。
→ スピード、動き、勝利のイメージ。
FedExのロゴ
- 「E」と「x」の間に矢印が隠れている
→ スピーディーな配送、進むべき方向性の明確さを表現。
ロゴコンセプトを作るプロセス
ブランド理解
- ブランド理念・歴史・市場ポジション・競合分析などを深く理解。
キーワード抽出
- ブランドの核になるキーワードやイメージワードをリストアップ。
ビジュアルへの翻訳
- キーワードを形・色・フォントにどう落とし込むか検討。
ストーリー化
- そのロゴの形・色・配置などに「なぜこうなったか」の物語を言語化する。
社内・関係者への共有
- 社内用のロゴガイドラインにコンセプトを明記し、デザイン意図を共有。
まとめ

ロゴのコンセプトは、「デザインの背後にある思想や物語」そのものです。
良いロゴは単に目立つのではなく、ブランドの深層的な価値を「見える形」に変換しているからこそ、長く愛され、機能するのです。
以上、ロゴのコンセプトについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

