展示会におけるリード獲得(※見込み客の情報収集)は、多くの企業にとってマーケティング活動の重要な柱の1つです。
しかし「展示会でどれくらいのリードを獲得できるのが平均的なのか?」という疑問に対しては、業界、展示会の規模、ブースの場所、出展内容、事前プロモーションの有無などによって大きく変わるため、一概には言えません。
それでも、目安となる統計や実務的な基準は存在しますので、それらを踏まえて以下に詳しく解説します。
目次
平均的なリード獲得数の目安
展示会のリード獲得数は以下の要素で左右されます。
- 展示会の来場者数
- 出展ブースの規模(SサイズかLサイズか)
- 業界の特性(BtoB/BtoC)
- 事前集客(メール、DM、SNSなど)の有無
- ブースの設計やスタッフの対応力
- プレゼントやノベルティの魅力
一般的な目安(BtoBのケース)
| ブース規模 | 平均的なリード獲得数(1日) | 3日間開催なら |
|---|---|---|
| 小規模ブース(6㎡程度) | 50~100件 | 150~300件 |
| 中規模ブース(18㎡程度) | 150~300件 | 450~900件 |
| 大規模ブース(36㎡以上) | 300~600件 | 900~1800件 |
※これは「名刺交換」や「QRコードスキャン」による接触を含む数字です。
業界別の傾向
業界によって、リードの質と量は大きく異なります。
| 業界 | 特徴 |
|---|---|
| IT・SaaS系 | リード数は多いが、興味関心レベルの差が大きい。製品デモが効果的。 |
| 製造業(機械・部品) | 数は少なめでも1件あたりの商談単価が高い。質重視。 |
| 医療・医薬系 | 法規制も多く、慎重なアプローチが必要。現場担当者と意思決定者が分かれていることが多い。 |
| 小売・消費財 | 来場者は多いが、商談につながるリードはフィルタリングが必要。 |
1人のスタッフが1日に対応できるリード数の目安
展示会でのリード獲得効率を考えるうえで、「スタッフ1人あたりが1日で何人と対応できるか?」も重要です。
| 応対スタイル | 平均対応数(1人あたり/1日) |
|---|---|
| 簡単な名刺交換・紹介のみ | 50~70名 |
| 製品説明+デモ実施 | 20~40名 |
| 本格的な商談形式 | 5~15名 |
たとえば、3人スタッフがいるブースで、1日平均30件ずつ対応すれば、3日間で270件のリードという計算になります。
リード獲得の質を高めるための施策
単純な名刺交換ではなく「商談につながる見込み客」を得るには、以下が重要です。
- 事前アポイントの設定:Webサイトやメールで来場予約を促す。
- 来場特典の設置:ノベルティや限定コンテンツなどで動機づけ。
- ブース設計の工夫:視認性、入りやすさ、滞在しやすさを意識。
- 営業スタッフのトレーニング:対応力の差がリードの質に直結。
- スキャン/名刺読み取りアプリの活用:スピーディな対応で機会損失を防ぐ。
リードのフォロー率と商談化率(参考データ)
展示会で獲得したリードをその後どう活かすかも重要です。
- フォロー実施率(展示会後1週間以内):50~70%が目安
- 商談化率:5~15%が平均的
- 受注率:1~3%程度が一般的(業界や製品による)
まとめ

展示会でのリード獲得数の平均値は以下のような理解が適切です。
- 小規模ブースでも1日50件前後、3日で150件は見込める
- 中~大規模ブースでは3日間で数百~千件も可能
- ただし、リードの“質”と“その後の活用”こそが成果を左右する
効果を最大化するには「事前の準備」「スタッフの訓練」「ブースのデザイン」「データ化とスピーディなフォロー」の4本柱を戦略的に組み立てることが重要です。
以上、展示会のリード獲得の平均についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

