名刺の廃棄方法には、個人情報の保護と環境への配慮の観点から、適切な処理が求められます。
以下の方法で安全かつ適切に処分しましょう。
個人情報の観点からの廃棄方法
名刺には氏名、会社名、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報が記載されており、不適切な処分は情報漏洩のリスクを伴います。
適切な処分方法を実施しましょう。
シュレッダーで細断する
最も安全な方法は、クロスカット式またはマイクロカット式のシュレッダーを使用することです。
- クロスカット(縦横カット)で細かく裁断することで、情報が復元しにくくなります。
- マイクロカットはさらに細かく裁断するため、より安全です。
手で細かく破る
シュレッダーがない場合は、名刺を手でできるだけ細かくちぎり、ゴミを複数の袋に分けて捨てることで情報漏洩リスクを軽減できます。
- 氏名や電話番号などの重要な部分を特に細かくちぎる。
- ちぎった後に水に浸してインクをにじませると、さらに安全。
情報保護スタンプや黒塗りペンを活用
「個人情報保護スタンプ」(ローラー式のインクで文字を消すもの)や、黒塗りペン(油性マーカー)を使って、名前や連絡先を完全に見えなくしてから廃棄する方法もあります。
環境に配慮した廃棄方法
名刺は一般的に紙製ですが、加工が施されているものも多いため、分別が必要です。
可燃ごみとして廃棄
通常の紙の名刺であれば、シュレッダーや手でちぎった後、可燃ごみ(自治体によっては「紙ごみ」)として捨てることができます。
古紙回収に出す(再生紙名刺の場合)
環境を考慮するなら、古紙回収に出すのもよい選択です。
- 注意点: 一般的な名刺にはラミネート加工やコーティングが施されていることがあり、その場合はリサイクル不可なので、通常の可燃ごみとして廃棄します。
燃やして処分(個人向け)
安全に火を扱える環境であれば、焼却することで完全に情報を消すことができます。
- ただし、環境への影響も考慮し、大量処分には適していません。
- プラスチックやラミネート加工された名刺は燃やさないようにしましょう。
会社・法人での名刺廃棄の注意点
企業や団体で名刺を処分する場合は、より厳格なルールが求められます。
機密文書として処理
機密書類と同様に、「機密文書の廃棄ルール」に基づいて処理するのが望ましいです。
- 社内でシュレッダー処理を徹底する。
- 機密書類回収サービスを利用する(産業廃棄物処理業者など)。
名刺管理アプリに登録後、適切に処分
名刺管理アプリ(Eight、Sansan など)を利用してデータ化した後、物理的な名刺を処分する方法もあります。
- データ化後に適切にシュレッダー処理または焼却処分。
廃棄すべきタイミング
名刺をいつまで保管するべきか迷う場合、以下のポイントを参考にすると良いでしょう。
- 3年以上連絡を取っていない相手の名刺
- 企業の人事異動や転職により、3年以上前の名刺は情報が古くなっている可能性が高い。
- 退職・転職した相手の名刺
- 退職した相手の名刺は、連絡先が無効になっている場合が多いので不要。
- 役目を終えたプロジェクト関係者の名刺
- 期間限定の取引先やプロジェクト終了後に不要になった名刺も、適宜整理する。
名刺の整理・デジタル化を活用
物理的な名刺を減らすため、名刺管理アプリやデジタルツールを活用するのもおすすめです。
- Sansan(法人向け)
企業向けのクラウド型名刺管理ツール。会社全体で情報を共有可能。 - Eight(個人向け)
スマホで簡単に名刺をデータ化できるアプリ。OCR機能で自動登録。 - CamCard(多言語対応)
多言語の名刺をスキャンして管理できるアプリ。海外取引が多い場合に便利。
データ化した後は、物理的な名刺は適切に廃棄することで、スペースの節約と情報漏洩防止が両立できます。
まとめ

名刺の適切な廃棄方法
| 方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| シュレッダー処理 | 情報漏洩防止に最適 | 企業ではクロスカット推奨 |
| 手でちぎる+水に浸す | 手軽にできる | ある程度の労力が必要 |
| 黒塗りペンや情報保護スタンプ | 簡単に部分的に消去可能 | 文字が透ける可能性あり |
| 燃やして処分 | 確実に情報を消せる | 環境への配慮が必要 |
| 機密文書処理サービスを利用 | 企業向けに最適 | 費用がかかる |
名刺はただの紙ではなく、大切な個人情報が詰まったものです。
適切な方法で廃棄し、情報漏洩を防ぐことが重要です。
以上、名刺の正しい廃棄方法についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

