名刺のピクセル数を決める際には、印刷の解像度(DPI)と名刺の実際のサイズ(cmやmm)が重要な要素になります。
以下、詳しく解説します。
名刺の標準サイズとピクセル数
日本の標準サイズ
日本の一般的な名刺サイズは 91mm × 55mm です。
このサイズを基に、印刷に適したピクセル数を計算します。
DPI(解像度)の基準
DPI(Dots Per Inch)は印刷の解像度を表し、一般的に 300dpi または 350dpi が推奨されます。
名刺サイズごとのピクセル数を計算すると、以下のようになります。
| DPI(解像度) | 幅(91mm)のピクセル数 | 高さ(55mm)のピクセル数 |
|---|---|---|
| 300dpi | 約1075px | 約650px |
| 350dpi | 約1250px | 約755px |
| 600dpi | 約2150px | 約1300px |
推奨される最小解像度: 300dpi(1075px × 650px)
高品質な印刷用: 350dpi(1250px × 755px)または600dpi(2150px × 1300px)
海外の名刺サイズとピクセル数
海外では日本とは異なる標準サイズが使われます。
それぞれのピクセル数を示します。
| 国・地域 | 名刺サイズ(mm) | 300dpi(px) | 350dpi(px) |
|---|---|---|---|
| 日本 | 91 × 55 | 1075 × 650 | 1250 × 755 |
| 北米(アメリカ・カナダ) | 88.9 × 50.8 | 1050 × 600 | 1225 × 700 |
| 欧州 | 85 × 55 | 1004 × 650 | 1181 × 756 |
印刷する国や地域によって、適切なサイズを選びましょう。
デザイン時の注意点
塗り足し(トンボ)を確保する
印刷時のズレを考慮して、3mm程度の塗り足し(余白)を追加する必要があります。
例えば、日本の名刺サイズ(91mm × 55mm)の場合
- デザインのカンバスサイズ: 97mm × 61mm(塗り足し3mm込み)
- 300dpiのピクセル数: 1145px × 719px
- 350dpiのピクセル数: 1378px × 866px
重要な情報は「セーフティゾーン」に配置
文字やロゴなどの重要な要素は、端から3mm以上内側(85mm × 49mmの範囲)に配置するのが安全です。
デジタル用名刺の解像度
最近は、オンライン名刺やデジタル名刺も増えています。
その場合、印刷品質ほど高解像度は必要ありません。
- Web用: 72dpi(約250px × 150px 以上)
- スマホ用: 150dpi(約500px × 300px 以上)
ただし、デジタル名刺を印刷する可能性がある場合は、300dpi以上で作成しておくのがベスト です。
まとめ

| 用途 | 推奨サイズ(px) |
|---|---|
| 印刷用(300dpi) | 1075 × 650 |
| 印刷用(350dpi) | 1250 × 755 |
| 印刷用(600dpi) | 2150 × 1300 |
| デジタル用(Web) | 250 × 150 |
| デジタル用(スマホ) | 500 × 300 |
印刷を前提とした場合、最低300dpi(1075px × 650px) で作成し、余白や塗り足しも考慮してデザインするのが重要です。
デジタル用途なら解像度を落としても問題ありませんが、印刷も考慮するなら高解像度で作成するのが無難です。
以上、名刺に適したピクセル数についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

