ネットプリントで「サイズが合わない」というトラブルは、印刷結果が意図したサイズにならなかったり、余白が不自然にできたり、画像が切れたりする現象です。
これは個人利用から業務利用まで多くの人が経験する問題で、原因は複数考えられます。
以下に主な原因を詳しく解説します。
データのサイズと用紙サイズの不一致
原因
作成したデータ(PDFや画像)のサイズと、ネットプリント側で指定した印刷用紙のサイズが一致していない場合です。
よくある例
- A4サイズで作成したが、印刷時にB5用紙を指定してしまった
- 写真サイズ(L判)で画像を作ったが、A4サイズで印刷した
解決方法
- データを作成する際は、印刷予定の用紙サイズに合わせて作成する
- プレビュー画面で余白やサイズ感をよく確認する
拡大・縮小の自動設定(スケーリング)
原因
プリント時にネットプリントのシステム側で「用紙に合わせて自動拡大/縮小」機能が働くことがあります。
これにより、元データの比率が変わったり、一部が切れたりすることがあります。
よくある例
- A4のデータをそのまま印刷したつもりが、余白が大きくなったり、逆に印刷範囲からはみ出して一部がカットされた
解決方法
- 印刷設定時に「拡大縮小しない」や「実寸で印刷」などのオプションを選択する
- コンビニによっては「フチなし印刷」や「自動調整をしない」オプションがあるので要確認
画像形式によるズレ(JPEG/PNGなど)
原因
画像形式(とくにJPEGやPNG)を使用すると、ピクセルベースの解像度と用紙サイズの変換時にズレが発生することがあります。
よくある例
- 300dpiで作ったはずの画像が、印刷時に引き伸ばされたり、ぼやけたりする
解決方法
- デザインデータはPDF形式で保存・アップロードするのが望ましい(フォントの埋め込み・比率の固定に有利)
- 解像度(dpi)に気をつける。印刷用途なら 300dpi以上 が推奨
トンボや余白の設定ミス
原因
印刷用データにトンボ(トリムマーク)や塗り足しがないと、意図しないカットや余白ができることがあります。
よくある例
- 背景をフチまで入れたつもりが、上下左右に白い余白が出る
- 名刺やチラシで端が切れてしまった
解決方法
- 印刷物の端まで色や画像を入れたい場合は、3mm程度の塗り足し(裁ち落とし) を加える
- Adobe IllustratorなどのソフトではトンボをつけてPDF出力する
コンビニ機の仕様差・プリントサービスの違い
原因
各コンビニで使用されているネットプリントサービス(例:セブンイレブン=富士フイルム、ローソン/ファミマ=シャープ)で、仕様や対応フォーマット、サイズの扱いが異なります。
よくある例
- 同じデータでもセブンでは問題なかったがローソンでは切れてしまった
- 指定できる用紙サイズに違いがある(A3非対応など)
解決方法
- 利用するネットプリントサービスのマニュアルやFAQを事前に確認する
- よく使うコンビニの仕様を把握し、それに合わせてデータを作成する
フォント埋め込みミス(PDF)
原因
PDFデータをアップロードする際に、フォントが正しく埋め込まれていないと、印刷時に代替フォントで表示されたり、文字サイズが変化して配置がズレることがあります。
よくある例
- おしゃれなフォントが勝手に置き換えられている
- レイアウトが崩れて改行位置が変わっている
解決方法
- PDF保存時に「フォントを埋め込む」オプションを必ず有効にする
- 印刷前にPDFを他のPCで開いて、表示崩れがないか確認する
補足:印刷前チェックリスト
- 印刷サイズ(用紙)とデータサイズは一致しているか?
- 余白や塗り足しの設定は正しいか?
- 拡大縮小の自動設定はオフになっているか?
- 画像ではなくPDFで入稿できるか?
- フォントの埋め込みはできているか?
- 使用するコンビニとサービスに最適化されているか?
まとめ

ネットプリントでサイズが合わない最大の要因は「データと用紙サイズの不一致」と「印刷時の自動調整設定」です。
これらを避けるためには、事前の正確なデータ設計と印刷サービスに対する理解が非常に重要です。
特に業務でチラシや名刺を印刷する場合には、印刷物としての品質基準(解像度・塗り足し・フォントなど)を満たすよう注意しましょう。
以上、ネットプリントのサイズが合わない原因についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

