ネットプリント(インターネットを介して印刷データをコンビニなどに送信し、店舗のプリンターで出力するサービス)は非常に便利な一方で、「本当に安全なのか?」という点は気になるところです。
以下では、ネットプリントの安全性について、「仕組み」「データの取り扱い」「リスク」「利用者側の対策」など、多角的に詳しく解説します。
ネットプリントの基本的な仕組み
ネットプリントサービスは、以下のような流れでデータを扱います。
- ユーザーが印刷したいデータ(PDFや画像など)を、サービス提供元(例:セブンイレブンの「netprint」、ローソンの「PrintSmash」など)のサーバーにアップロード。
- サーバー側でデータを一時的に保管。
- ユーザーが印刷したいコンビニなどで、予約番号やQRコードを入力・読み取りして印刷。
- 一定期間(通常1~7日程度)経過すると、データは自動的に削除される。
データの取り扱いと暗号化の仕組み
ネットプリントでは、以下のようなセキュリティ措置が取られています。
通信の暗号化(SSL/TLS)
データのアップロードやダウンロードは、HTTPSによるSSL/TLS暗号化が施されており、第三者に盗聴されにくくなっています。
一時保存と自動削除
多くのネットプリントサービスでは、データは「最大7日間」などの期限付きで保管され、期間終了後は自動的にサーバーから削除されます。
セブンイレブンの「netprint」では最大7日間、ローソンやファミリーマートの「PrintSmash」は3日間などが一般的です。
アクセス制限(予約番号や暗証番号)
予約番号の発行によって、誰でも印刷できるわけではなく、「知っている人のみが印刷可能」な状態を作っています。
中にはさらに4桁の暗証番号を設定できるサービスもあり、セキュリティを強化できます。
考えられるリスク
ネットプリントは比較的安全なサービスですが、100%安全とは言い切れないのが現実です。
以下のようなリスクが考えられます:
予約番号の漏洩
誰かに予約番号が漏れると、その人が印刷してしまう可能性があります。
特に、SNSなどに不用意に番号を投稿してしまうと、第三者による不正出力が可能になります。
店舗での覗き見・放置
プリントしたものを放置したり、後から別の人が同じマシンを使って覗き見したりすると、個人情報や機密情報が漏洩する恐れがあります。
サーバー側の不正アクセス
理論上、ネットプリントのサービス提供会社がサイバー攻撃を受けた場合、保存された印刷データが漏洩するリスクはあります(ただし、主要なサービスでは対策が十分取られていることが多いです)。
利用者ができるセキュリティ対策
ネットプリントをより安全に使うために、利用者側でできる工夫や注意点を紹介します。
予約番号・暗証番号は他人に教えない
印刷前の番号は、SNSやLINEのオープンチャットなどには絶対に載せないようにしましょう。
機密情報は避ける
極秘の契約書や個人情報を含む診断書などは、できれば家庭用プリンターや会社のプリンターで印刷する方が安心です。
使用後はすぐに印刷物を回収
店舗のプリンターで印刷したら、すぐにプリント物を取り出し、その場を離れないようにしましょう。
暗証番号付き印刷を活用する
対応しているサービスでは、暗証番号の設定を有効に使いましょう。
万が一予約番号が漏れても、暗証番号が分からなければ印刷はできません。
不要になったら自分でデータ削除
多くのネットプリントサービスでは、マイページやアプリから自分でデータを削除することも可能です。
主要ネットプリントサービスのセキュリティ比較
| サービス名 | 通信の暗号化 | 暗証番号機能 | 自動削除までの期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| セブンイレブン(netprint) | ○(HTTPS) | ○(任意) | 7日間 | 文書・写真印刷に対応、予約番号方式 |
| ローソン/ファミマ(PrintSmash) | ○(HTTPS) | ×(設定不可) | 3日間 | アプリでQRコード印刷が可能 |
| コンビニ印刷くん(民間Webサービス) | ○(HTTPS) | ○(任意) | 1~7日(選択) | ファイル共有も可能 |
まとめ

ネットプリントは多くの企業が利用するほど信頼性の高いサービスですが、その安全性は「技術的なセキュリティ」だけでなく、「利用者の意識」にも大きく左右されます。
安全に使いたい場合は
- 暗証番号を必ず設定
- 他人に番号を見せない
- 店頭での回収を徹底
- 機密情報は避ける
このような対策を意識するだけでも、情報漏洩リスクは大幅に低減できます。
以上、ネットプリントの安全性についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

