ロゴの VI(Visual Identity/ビジュアル・アイデンティティ) について、できるだけ詳しく解説します。
目次
VI(ビジュアル・アイデンティティ)とは?
VI は 企業やブランドの視覚的な統一感 を作り出すための仕組み・デザイン方針のことです。
一般的には CI(Corporate Identity/コーポレート・アイデンティティ) の一部として位置づけられます。
CIは企業の「理念・使命・価値観」などの アイデンティティ全体 を示しますが、その中でVIは特に 見た目の表現 を担当します。
簡単に言えば、VIは次のような役割を担います。
- そのブランドだと 一目で分かる デザインを作る
- ブランドに対して抱かせたい イメージや雰囲気 を視覚的に表現する
- 全ての媒体(名刺、ウェブサイト、広告、商品パッケージなど)で 統一感 を出す
ロゴとVIの関係
ロゴは VIの中核的な要素 です。
ロゴは単体でも「ブランドの顔」として機能しますが、VIによってその使い方や周辺デザインが定義され、一貫したブランドイメージ が作られます。
ロゴ単体とVIの違いのイメージ
| ロゴ単体 | VIとの組み合わせ |
|---|---|
| デザインされたロゴマークやロゴタイプ | ロゴを含む、全てのデザイン要素のルールと展開事例 |
| 例:Appleのリンゴマーク | Apple製品のパッケージ、広告、Webサイト、店舗デザイン、フォント、カラー、写真のスタイルなど一貫性のあるビジュアル表現 |
VIに含まれる主な要素
ロゴの使い方(ロゴガイドライン)
- 最小サイズ
- 余白(クリアスペース)
- 背景に載せる場合のルール
- モノクロ版や逆白版の使い方
- 不正な使用例の明示(縦横比を崩さない、色を変えない など)
カラーパレット
- メインカラー(コーポレートカラー)
- サブカラー
- 使用する際の比率や組み合わせ例
タイポグラフィ(書体のルール)
- ブランドの基本フォント
- 見出し用、本文用などの用途別フォント
- 文字間や行間の指定
写真やビジュアルのトーン&マナー
- 使ってよい写真のスタイル
- 不可とする写真の例(例:派手すぎる、暗すぎる、ブランドイメージに合わないなど)
- イラストの使い方や方向性
グリッドシステムとレイアウト
- 印刷物やWebページなどでの余白や配置ルール
- どんな構図でデザインすべきかのガイド
アイコン・パターン・装飾要素
- ブランド独自のアイコンセット
- パターンや背景デザイン
- 繰り返し使う装飾のスタイル
VIを整えるメリット
ブランド認知の向上
- 見た瞬間に「このブランドだ」と分かる
- 競合と差別化しやすくなる
ブランド価値の強化
- 一貫性のあるデザインが 信頼感・プロフェッショナル感 を高める
- 消費者の中にブランドの「印象」を形成できる
社内外の制作物の品質が安定
- デザイナーが変わっても デザインのばらつき が少なくなる
- マーケティング資料や広告の 完成度が統一される
まとめ

| 役割 | ロゴ | VI |
|---|---|---|
| 中核のデザイン要素 | ブランドの象徴・顔 | ブランドの世界観・印象をトータルに設計 |
| 提供するもの | ロゴマーク/ロゴタイプ | ロゴ+色・フォント・写真・レイアウト・装飾 などのルール |
| 目的 | 認識させる | 統一されたブランド体験を提供する |
補足:VIの具体的な制作プロセス
- ブランド戦略(ミッション/ビジョン/バリュー)の確認
- ターゲットユーザーや競合調査
- ブランドの デザインコンセプト 設計
- ロゴデザイン制作
- VI全体の展開(カラーパレット、フォント、写真、レイアウト等)
- VIマニュアル(ブランドガイドライン)作成
- 運用・アップデート
以上、ロゴのVIについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

