紙ベースのダイレクトメール(DM)営業は、デジタル化が進んだ現代でも特定のターゲットに強い影響を与える手法です。
特にBtoB(企業向け)や高価格帯の商品・サービス、または地域密着型ビジネスでは、紙の質感や「手に取れる」安心感が信頼獲得につながることも多くあります。
以下では、紙DMの基本構成と、業種別の例文を交えて詳しく解説します。
紙DM営業の基本構成
- 宛名・差出人の明記
- 封筒には正式な社名・担当者名を記載。
- 宛名は手書きか、差別化された印字フォントを使用すると効果的。
- 導入文(アイキャッチ)
- 開封後すぐに目を引くキャッチコピーを配置。
- 読者の課題を明確にし、「自分ごと化」させる。
- 本題(サービス・商品の紹介)
- 特長より「ベネフィット」(得られる価値)に焦点をあてる。
- 過剰な専門用語を避け、誰でもわかる言葉で。
- 証拠・事例・実績
- 導入企業、ユーザーの声、数値での成果など。
- オファー(特典・行動喚起)
- 期間限定特典や、無料相談・資料請求の案内。
- 明確な次のアクションを提示する(例:「QRコードで申込」「返信用ハガキを同封」など)
- クロージング(結び)
- 誠意のある言葉で締めくくる。担当者名を記載すると親近感が出る。
業種別の紙DM営業の例文
【例1】BtoB:業務効率化ツールの営業DM
件名(封筒 or 冒頭キャッチ)
社員10名以上の企業様へ──
毎月10時間の業務削減、できていますか?
本文:
いつもお世話になっております。
○○株式会社 営業担当の田中と申します。
突然のご連絡失礼いたします。
私たちは、中小企業様向けに「業務時間の削減と生産性向上」をサポートするクラウドツール「SmartWork」を提供しております。
あるお客様では、1ヶ月で書類作成時間を42%削減。
「もっと早く導入していれば…」と嬉しいお声もいただいております。
【3月末までの期間限定】で、無料トライアルと導入サポートをご用意しております。
同封のチラシをご覧いただき、ご関心がございましたら、同封のハガキまたはQRコードよりお気軽にご連絡ください。
些細なご相談でも構いません。
ご検討いただけますと幸いです。
【例2】地域密着型:住宅リフォームの営業DM
キャッチコピー:
「今の家、あと10年住めますか?」
地元で30年、○○工務店が答えます。
本文:
こんにちは。○○工務店の○○です。
突然のお手紙、失礼いたします。
私たちは□□町で30年以上、住宅のリフォームを手がけております。
最近、「水回りの使い勝手が気になる」「外壁のヒビが気になる」などのお声を多く頂戴します。
そんな皆さまへ向けて、住宅の無料診断キャンペーンを実施中です。
特に築15年以上の住宅は、早めの点検・対応が将来の出費を抑える鍵になります。
もちろん、診断だけでも結構です。
「今の家をあと10年快適に」──地元の職人が誠実にお応えします。
お電話(0120-XXX-XXX)または、同封の申込用紙をご利用ください。
お会いできることを心より楽しみにしております。
【例3】BtoC:学習塾・予備校の紙DM
冒頭コピー:
「苦手科目が、1ヶ月で好きになる。」
○○中学・高校の生徒さんへ
本文:
こんにちは。○○塾の○○です。
お子さまの勉強について、こんなお悩みありませんか?
- 家では集中できない
- 苦手な数学が伸びない
- 定期テストであと10点上げたい
当塾では、地域密着で15年、
個別指導と丁寧なフォローで多くの生徒の成績アップを実現してきました。
今なら、体験授業(1コマ無料)+学習相談(保護者同席可) を受け付けております。
ご関心がございましたら、同封の返信ハガキまたはWebサイトよりご予約ください。
今の「苦手」は、きっと「得意」に変えられます。
紙DMのコツ・注意点
- 視認性重視:大きな見出し、強調箇所の配置は読みやすさに直結します。
- 同封物の工夫:パンフレット、返信用ハガキ、限定クーポンなどを入れると反応率が上がる。
- 郵送タイミング:月初・月末、季節の変わり目(春・秋)は開封率が高まりやすい。
- パーソナライズ:できるだけターゲット属性を明確にして、内容をセグメントしましょう。
以上、紙ベースのDM営業の例文についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

