「DM(ダイレクトメール)」という言葉は、一部が和製英語として機能している側面があります。
以下で詳しく解説します。
そもそも「和製英語」とは?
和製英語とは、日本で英語風に作られた言葉、あるいは英語の単語をもとにして、日本独自の意味や使われ方をしている言葉のことです。
ネイティブスピーカーには意味が通じない、または通じにくいことが多いのが特徴です。
例
- サラリーマン(→ businessperson)
- マンション(→ apartment)
- オーブンレンジ(→ microwave)
「ダイレクトメール(DM)」は英語として存在するのか
英語にも「direct mail」は存在する
英語にも「direct mail」という表現はあります。
意味も日本語とほぼ同じで、以下のように使われます。
Direct mail is a form of advertising in which businesses send letters, postcards, or other promotional materials directly to customers by mail.
つまり、
- 郵送で送られてくるチラシやパンフレットなどの販促物
- 特定のターゲットに直接送るマーケティング手法
という意味で、「direct mail」は実在する英語表現です。
ただし「DM」という略称は和製英語的
英語圏では「direct mail」を「DM」と略すことは少ないです。
広告業界での略語として存在する場合もありますが、日常会話や一般企業内のやりとりではあまり使われません。
特にSNS上での「DM(ダイレクトメッセージ)」という略称との混同を避けるため、「direct mail」はそのままフルスペルで言われることが多いのです。
日本での「DM」の用法は広がっている
日本では「DM」は複数の意味で使われる
- ダイレクトメール(広告郵便):
- 郵送されてくる宣伝物(企業のパンフレット、割引情報など)
- 「DM送っておきますね」= 郵送でチラシなどを送る
- ダイレクトメッセージ(SNSの個別メッセージ):
- TwitterやInstagram、LINEなどでの個別メッセージ
- 「DMください」= SNSのメッセージ機能を通じて連絡ください
このように、「DM」は日本語では複数の意味を持つ省略語として日常的に使われているため、その略し方・使い方自体は和製英語的な側面が強いです。
海外での「DM」の誤解例
英語ネイティブに「I’ll send you a DM.」と言うと、彼らは多くの場合
- 「ダイレクトメッセージ」= SNSでの個別連絡
と解釈します。
「ダイレクトメール(郵便)」という意味では伝わらないことが多いです。
まとめ

| 観点 | 結論 |
|---|---|
| 「ダイレクトメール」という表現 | 英語にも存在する(和製英語ではない) |
| 「DM」という略し方 | 和製英語的(日本独自の省略表現) |
| SNSでの「DM」 | 英語でも共通(ただし意味は異なる) |
つまり、「ダイレクトメール」自体は和製英語ではありませんが、「DM」と略して使うのは和製英語的な文化です。
以上、DM(ダイレクトメール)は和製英語なのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

