ロゴ」という言葉の語源や背景には、意外に奥深い歴史があります。
以下に詳しく解説していきます。
目次
「ロゴ」の語源:ギリシャ語にさかのぼる
「ロゴ」はもともと「ロゴス(λόγος, logos)」という古代ギリシャ語に由来します。
この「ロゴス」という語は非常に多義的で、古代ギリシャ哲学でも中心的な概念の1つです。
【logosの主な意味】
- 言葉
- 話すこと
- 論理
- 理性
- 秩序
- 概念
- 意図・意味
【例】哲学的な使われ方
- ヘラクレイトス(古代ギリシャの哲学者):
宇宙にはロゴス(理法・秩序)があると説いた。 - 新約聖書「ヨハネによる福音書」冒頭:
「はじめにロゴスがあった」(英語訳:”In the beginning was the Word.”)
→ ここでの「ロゴス」は神の言葉・理性・創造原理を指す。
現代的な「ロゴ」へと変化する過程
現代でいう「ロゴ(logo)」は、一般的には企業や製品の象徴的な図形や文字のことを指します。
この意味での「ロゴ」は、英語の”logo” という言葉が使われていますが、これは”logotype” の短縮形です。
【logotypeとは】
- logotype = logo + type
- logo → logos 由来(言葉・表現)
- type → typos(型・印・文字・スタイル)
【logotypeの意味】
- 特定の書体や図形で表現されたブランド名や商品名
→ 印刷物や広告におけるブランドの視覚的な一貫性を保つ目的で使用。
【省略形としての”logo”】
- 19世紀末〜20世紀初頭頃から、印刷・広告・商業デザインの世界で “logotype” という言葉が使われ始めた。
- やがて”logo” と短縮され、
「企業やブランドを象徴する視覚的マークやシンボル」を意味するように一般化した。
現代日本語での「ロゴ」
日本語で「ロゴ」といえば、主に次の意味で使われます。
- 企業・ブランドのマーク(Appleのリンゴマーク、Nikeのスウッシュ など)
- 製品名・サービス名をデザインした文字表記(Coca-Colaの筆記体ロゴ など)
- イベントやキャンペーン用の特別なロゴ
- Webサイトやアプリ内のロゴ表示
つまり、視覚的にブランドや商品を象徴する図形・文字の総称として使われています。
まとめ

| 段階 | 内容 |
|---|---|
| ① 起源 | ギリシャ語 “logos” → 言葉・理性・秩序 |
| ② 英語での発展 | logotype(文字の型・ブランド名表記) という言葉が誕生 |
| ③ 短縮形 | “logo” と省略 → 視覚的なブランドマークの意味で普及 |
| ④ 日本語での意味 | ブランドや企業のシンボル(図形・文字含む)全般を指す |
余談:ロゴのデザインに込められるもの
ロゴは単なる飾りではなく、企業やブランドの価値観・世界観・哲学を一目で伝える視覚言語です。
そのため、ロゴデザインには次のような意図がこめられます。
- ブランドのアイデンティティ
- 顧客に与える印象(高級感・親しみやすさ・信頼感など)
- 競合との差別化
- 長く使われる普遍性と時代性のバランス
有名なロゴには、こうした背景を感じさせるデザインが多くあります。
以上、ロゴの語源についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

