ポスターの内容は「わかりやすい方がいい」のは確かですが、ここで重要なのは「何を、誰に、どう伝えるか」によって、“わかりやすさ”の意味が変わるということです。
ただ単に情報を減らすのではなく、「見た人に行動や興味を起こさせる」ための工夫が求められます。
以下に、ポスターの内容をわかりやすくするための考え方とテクニックを、プロの目線で詳しく解説します。
目次
「わかりやすい」ポスターの目的とは
基本的な目的
ポスターの主な目的は、以下のいずれか、または複数を達成することです。
- 目を引く(注目させる)
- 内容を理解させる
- 記憶に残す
- 行動させる(イベント参加、購買、問い合わせなど)
つまり、「わかりやすい」だけでなく「興味を持たせて、行動につなげる」ための設計が大切です。
“わかりやすさ”を実現する3つの柱
一目で伝わるビジュアル設計(視覚的な分かりやすさ)
- 情報の優先順位をつける
→ タイトル(主メッセージ)・日程・場所・連絡先など、伝えるべき情報を重要度順に配置しましょう。 - 視線の流れを意識する
→ 日本語の場合、視線は基本的に「上から下へ」「左から右へ」。この流れを意識して、自然に読ませるデザインを心がけます。 - 余白と文字サイズに配慮する
→ 詰め込みすぎない。読みやすさを保つために余白(空白)を確保しましょう。文字サイズも遠くからでも見えるように。タイトルは20〜30pt以上、本文は14〜18ptが一般的。 - 色とコントラストで強調
→ 背景と文字のコントラストが弱いと、読みづらくなります。視認性を高めるために「白背景に黒文字」「黒背景に白文字」など、強いコントラストを活用。
内容の構成(情報的なわかりやすさ)
- キャッチコピーはシンプルに
→ 読む時間は一瞬。「○○なあなたへ」「今だけ」「無料」など、直感的にメリットが伝わる言葉を使いましょう。 - 箇条書きを使う
→ 説明文が長いと読まれません。3〜5行の箇条書きでポイントを絞って伝えると、流し読みでも内容が入ります。 - 難しい言葉・専門用語を避ける
→ 誰にでも伝わる言葉で。どうしても専門用語が必要なときは、簡単な説明を添えてあげると親切です。 - 「誰に」「何を」「どうしてほしいのか」が明確か?
→ ポスターの目的(行動喚起)が明確でないと、わかりやすくても効果が半減します。例:「○○募集!」「今すぐ予約を!」「詳細はQRコードから!」
想定するターゲットに合わせる(共感的なわかりやすさ)
- ターゲットの関心に沿った内容か?
→ 例えばシニア層向けなら文字を大きく、学生向けならポップな色使いやノリの良い言葉を。
→ BtoBなら信頼感、BtoCなら感情に訴えるアプローチが効果的です。 - デザインや言葉づかいが合っているか?
→ ターゲットの「世界観」にマッチしているかを確認しましょう。たとえば、クラシック音楽のコンサートであれば、高級感や落ち着いた雰囲気を出すべきで、派手なポップ体フォントは避けるべきです。
避けるべき「わかりにくいポスター」の例
- 文字が小さく、読みにくい
- 情報が詰まりすぎていて、何が大事かわからない
- カラフルすぎて、視線が定まらない
- タイトルだけ見ても、何のポスターか伝わらない
- 誰に向けたものか不明確
- 行動喚起が弱く、「で、どうすればいいの?」と思われる
まとめ

わかりやすさは基本中の基本です。
ただし、目的はあくまで「行動してもらう」「記憶に残す」こと。
そのためには視覚的・構成的・心理的に“伝わる設計”が必要です。
わかりやすさを実現するためのポイント
- 情報の優先順位
- 文字の大きさと配置
- 誰が見ても理解できる言葉づかい
- パッと見で「行動」を起こしたくなる訴求
このような視点でポスターを作ると、見る人の心に残り、目的を達成する確率が大きく上がります。
以上、ポスターの内容はわかりやすい方がいいのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

