ポスターに使用する字体(フォント)は、デザインの印象を大きく左右する非常に重要な要素です。
ポスターは限られた時間で視覚的に情報を伝える必要があるため、「読みやすさ」「視認性」「インパクト」「雰囲気の演出」といった点を総合的に考慮してフォントを選ぶ必要があります。
以下では、ポスターに適した字体について詳しく解説していきます。
目次
ポスターでフォントを選ぶ際の基本原則
視認性が高いこと
- 遠くから見てもはっきり読める必要があります。
- 特にタイトルやキャッチコピーには、太めで線がハッキリしているフォントが向いています。
読みやすいこと
- デザイン性が高くても、読みにくい文字は避けるべきです。
- 文字間や行間のバランスも重要です。
コンテンツの雰囲気に合っていること
- イベントや内容にふさわしいテイストのフォントを選ぶと、視覚的なメッセージが強化されます。
- 例)ビジネスイベント → スタイリッシュなサンセリフ体
子ども向けイベント → 丸みのあるポップ体
- 例)ビジネスイベント → スタイリッシュなサンセリフ体
フォントの種類を多用しすぎない
- 原則として2〜3種類のフォントに留めると統一感が出ます。
ポスターに適した代表的なフォントカテゴリと活用例
サンセリフ体(ゴシック体)
特徴
- 装飾がなく、シンプルでモダンな印象
- 視認性が高く、遠目でも読みやすい
適した用途
- タイトル、見出し、短いキャッチコピー
おすすめフォント例(日本語)
- ヒラギノ角ゴ Pro
- 游ゴシック
- Noto Sans Japanese
- モリサワ 新ゴ
- 小塚ゴシック
おすすめフォント例(英語)
- Helvetica
- Futura
- DIN
- Montserrat
- Roboto
セリフ体(明朝体)
特徴
- 文字にウロコ(セリフ)と呼ばれる飾りがあり、上品で知的な印象
- 長文にも適しており、印刷物でも定番
適した用途
- サブタイトル、説明文、文化的・伝統的なイベント
おすすめフォント例(日本語)
- ヒラギノ明朝
- 游明朝
- 小塚明朝
- モリサワ リュウミン
おすすめフォント例(英語)
- Times New Roman
- Georgia
- Garamond
- Baskerville
デコラティブ系・ディスプレイフォント
特徴
- 個性が強く、印象的な見た目
- 読みやすさより「雰囲気づくり」に特化
適した用途
- タイトルのみ(短文に限定)
- イベントのテーマにマッチする場合(例:レトロ、手書き風、SF風)
注意点
- 多用すると読みづらくなるので、1つのアクセントとして使うのが効果的
おすすめフォント例(日本語)
- はんなり明朝(和風)
- たぬき油性マジック(手書き風)
- ふい字(柔らかい印象)
- ラノベPOP(ポップで漫画的)
おすすめフォント例(英語)
- Lobster(手書き風スクリプト)
- Bebas Neue(力強いタイトル向け)
- Pacifico(カジュアルでかわいらしい)
使用目的別フォント選びの具体例
| 用途 | フォントの選び方 |
|---|---|
| 映画ポスター | 太めのサンセリフ体(タイトル)+セリフ体(スタッフや説明文) |
| 子ども向けイベント | 丸ゴシック体+カラフルな装飾フォント |
| 美術展・文学展 | 明朝体ベースで格調高く |
| ビジネス展示会 | クリーンなサンセリフ体でプロフェッショナルな印象に |
| 音楽イベント | ロック系ならインパクトのある太字、クラシックなら上品なセリフ体 |
フォントの組み合わせのコツ
良い例
- タイトル:太字のサンセリフ体
- 本文:読みやすいゴシック体 or 明朝体
避けたい例
- すべて異なる系統のフォントを使って統一感がない
- 派手なフォントばかり使って可読性が下がる
まとめ

ポスターに適した字体を選ぶには、以下の点が重要です。
- 「伝えたい印象」と「実際の可読性」を両立させること
- 場面に応じて、サンセリフ体/セリフ体/装飾フォントを使い分けること
- フォント数を絞ってデザインに統一感を持たせること
フォントはポスターの「顔」とも言える存在です。
内容の魅力を最大限に引き出すために、戦略的に使いましょう。
以上、ポスターに適した字体についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

