ポスターが丸まってしまっていると、飾ろうと思っても平らにならず、美観が損なわれてしまいます。
特に紙製のポスターは、長期間丸めて保管されているとクセがついてしまいます。
ここでは、安全かつ効果的にポスターの丸まりを伸ばす方法について、以下の観点から詳しく解説します。
目次
基本的な考え方:紙の性質を理解する
紙は水分と温度に敏感な素材です。
丸まりは、紙の繊維が折り癖のように変形している状態ですので、「逆方向の力」や「適切な湿度・圧力」を与えることで矯正できます。
方法①:逆巻きして矯正する(最も安全で簡単)
用意するもの
- 丸まったポスター
- 画用紙や厚紙(保護用)
- 輪ゴムや紐
手順
- ポスターを逆方向に丸める。
丸まっている方向と反対にゆっくりと丸め直します。力をかけすぎず、やさしく曲げましょう。 - 端に厚紙を添える。
ポスターの端に厚紙を当てて折れ防止とする。 - 輪ゴムや紐でゆるく固定。
折り目がつかないよう軽く固定して、数時間〜1日ほど放置します。
注意点
- 長時間巻きすぎると逆に別のクセがつくため、様子を見ながら調整してください。
方法②:重しを使って平らにする(時間はかかるが確実)
用意するもの
- 平らな台(机や床)
- 清潔な布(保護用)
- 重し(本や板)
手順
- ポスターを平らな場所に広げる。
- 保護のために布をポスターの上に敷く。
- 布の上に均等に重しを置く。
- 1〜2日間放置する。
補足
- 湿度の低い場所で行いましょう(湿気があると紙が波打ちます)。
- 厚めの紙やアート紙には時間がかかる傾向があります。
方法③:スチームアイロンでの矯正(リスクがあるが即効性あり)
※中〜上級者向け。紙の素材によっては変形やにじみの危険があります。
用意するもの
- スチーム機能付きアイロン
- アイロン台 or 平らな台
- クッキングシートや綿布(保護用)
手順
- ポスターを裏返して布を被せる。
- アイロンを「スチーム低温」に設定する。
- 布の上からゆっくり滑らせるようにかける。
- 完全に冷めるまで平らに置いておく。
注意点
- インクが熱に弱いと色落ち・にじみの可能性あり。
- 必ず端から試して、変化を確認してから全体に広げましょう。
方法④:ポスターフレームで矯正する(保護と展示を兼ねる)
メリット
- フレームに入れるだけで自然に平らになり、長期保存も安心。
- 紫外線カットタイプやアクリルフレームを選ぶと色褪せ防止にもなります。
手順
- ポスターをできるだけ広げて、軽く逆巻きで整える。
- フレームの中にセットして密着させる。
- 数日で自然に平らになっていく。
素材別の注意点
| 素材 | 注意点 |
|---|---|
| 一般的なポスター紙 | 逆巻き+重しで対応可 |
| 光沢紙 | スチームアイロンは避ける |
| アートプリント | 摩擦や熱に敏感。重し方式が無難 |
| 古いポスター | 紙が脆いので慎重に(湿気に弱い) |
やってはいけないこと
- 直接アイロンを当てる(高温でインクが溶けることがあります)
- 水スプレーをかける(しみ・波打ちの原因に)
- 急激に丸め直す(破れや折れの原因)
- 折り目をつけるように折る(復元できなくなります)
まとめ

| 方法 | 難易度 | 時間 | 安全性 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 逆巻き | ★☆☆ | △ | ◎ | 手軽で効果的 |
| 重し+放置 | ★☆☆ | ○ | ◎ | 自然に伸ばせる |
| アイロン矯正 | ★★★ | ◎ | △ | 慎重に。速効性あり |
| フレーム矯正 | ★☆☆ | △ | ◎ | 長期保存に最適 |
ご自身のポスターの素材と状況に応じて、上記の方法から選ぶと良いでしょう。
大切なポスターの場合は、最もリスクの低い「重し方式」や「フレーム矯正」から試すのが無難です。
以上、ポスターの丸まりを伸ばす方法についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

