ポスターの巻き方には、美術作品・印刷物としての保存性や持ち運びやすさ、展示時の見た目の良さなどを考慮した正しい方法があります。
不適切な巻き方をすると、折れやシワ、インクの剥がれなどのダメージが起こる可能性があるため、以下に目的別に分けて、詳しく説明します。
目次
ポスターの正しい巻き方(保存・持ち運び用)
巻く方向を確認する
- 印刷面(表面)を外側にするのが原則です。
- 印刷面を内側にすると、巻いたときにインク面に圧力がかかって割れや剥がれの原因になります。
- 特に光沢紙や厚手の紙はインク割れしやすいので注意。
緩やかに大きく巻く
- 直径が小さすぎるとシワや巻き癖がつきやすい。
- 目安として直径5〜10cm以上になるように緩やかに巻きます。
- 長尺ポスターの場合はより大きめに。
巻く前に紙管や芯を使う(推奨)
- 内側に芯となる紙管(ポスターチューブの芯など)を入れて巻くと、形が安定して折れ防止になります。
端を止める方法
- セロハンテープで直接止めるのはNG(粘着剤で紙が破れたり跡が残る)。
- 紙テープや輪ゴム、クラフトバンドで優しく固定します。
- ゴムの場合、ポスターに食い込まないように注意(間に紙を挟むと良い)。
【展示目的】後で貼るために一時的に巻いておく場合
- この場合も基本は印刷面を外側にして巻く。
- 丸めたあと、展示するまでの時間が短いなら、巻き癖を最小限にするために軽く巻いて、すぐ戻せるようにする。
- 展示直前には、逆巻き(裏面を外側にして軽く巻き戻す)ことで、平らに戻りやすくなる。
【保管用】長期保管する場合のポイント
- 湿気・日光・虫害に注意。
- ポスターチューブ(筒型ケース)に収納するのがベスト。
- 密閉性が高く、折れや日焼けから保護。
- 保管場所は直射日光の当たらない風通しの良い場所に。
- 防湿シートやクラフト紙に包んでから筒に入れるとさらに安心。
【補足】逆巻きのテクニック(平らに戻すため)
ポスターを巻いたあと、展示時に平らにならない場合には以下の方法が有効です。
逆巻きとは?
- 一度丸めたポスターを、逆方向にゆるく巻き直すことで、巻き癖を緩和する方法。
やり方
- 印刷面が内側になるように、ゆるく巻く。
- 5〜10分ほどそのまま放置。
- 平らなテーブルなどに置くと、巻き癖が軽減される。
※印刷面に傷がつかないように、清潔な紙や布の上で作業してください。
【NGな巻き方の例】
- 印刷面を内側にして、強く巻く → インク割れ・色移りの原因
- セロテープで止める → 粘着で紙が傷む
- 小さな芯なしで細く巻く → 折れ跡・シワがつく
- 直射日光が当たる場所で保管 → 色褪せ
まとめ

| 項目 | 正しい方法 | 理由・注意点 |
|---|---|---|
| 巻く向き | 表面(印刷面)を外側 | インク割れ防止 |
| 巻きの太さ | 直径5cm以上で緩く | シワ・折れ防止 |
| 芯の使用 | 紙管を入れると◎ | 安定性と保護効果 |
| 固定方法 | ゴム・紙テープなどで軽く | 紙へのダメージ防止 |
| 保管 | ポスターチューブ+乾燥・暗所 | 長期保存可能 |
以上、ポスターの巻き方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

