タペストリーの「巻き方」にはいくつかの意味が考えられますが、ここでは以下の3つの目的に分けて詳しく解説します。
目次
タペストリーを保管するための巻き方(保存・収納用)
基本の巻き方ステップ
- 表面を内側にして巻く
タペストリーの絵柄や印刷面(表面)を内側にすると、ホコリや日焼け、擦れを防げます。 - 芯を使って巻く
タペストリーに付属の「上下の棒(パイプ)」を芯としてそのまま巻くのが一般的ですが、ない場合は段ボール筒や紙管を使いましょう。
※芯がないと折れ目やシワが残る原因になります。 - 緩く均等に巻く
きつく巻くと素材を痛めるため、やや緩めで均等に。特に布製やスエード調タペストリーは丁寧に。 - 巻き終わったら薄紙で包む
和紙やクッキングシートなどの「通気性のある紙」で巻いて保護します。ビニール袋は湿気がこもるためNGです。 - 湿気・直射日光を避けた場所に保管
桐箱や衣装ケース、クローゼットの中など、風通しのよい場所がベスト。防虫剤や乾燥剤も入れておくと安心です。
巻く際の注意点
- 強く押さえつけないこと(特に印刷面が剥がれやすいタペストリーの場合)
- 折り目が付くと修復が難しいため、絶対に「畳まない」
- 直射日光の当たる場所や高温多湿の場所は避ける
タペストリーを展示前に巻き癖を取るための逆巻き方法
タペストリーを保管していると、自然と「巻き癖(カール)」がつきます。
展示前にこの癖を取るには、以下の手順が有効です。
逆巻きのやり方
- 広げて平らな場所に置く(印刷面を上に)
- 巻き癖の方向と逆方向にゆっくりと巻き直す
- 数時間~半日程度そのままにしておく
布の素材によっては、逆巻きだけでかなりの効果があります。
どうしても癖が残る場合は
アイロンで癖を伸ばす(注意が必要)
- 当て布をする
- 低温〜中温で短時間ずつ様子を見ながら伸ばす
- 印刷部分には直接アイロンを当てないこと
タペストリーを持ち運ぶときの巻き方(イベントや展示会など)
コミケや展示会、個展などで持ち運ぶ場合、巻き癖を避けつつコンパクトにまとめる必要があります。
推奨される巻き方と梱包
- パイプ芯に巻いて、紙で包む
- プチプチ(エアキャップ)で保護
- 防水性のある筒状ケースに入れる(ポスターケースなど)
複数枚ある場合
- 一枚ずつ紙を挟むことで摩擦を防止
- 交互に表裏を逆にして巻くと均等になる
【補足】素材別・巻くときの注意点
| 素材 | 特徴 | 巻き方の注意 |
|---|---|---|
| ポリエステル | 一般的。光沢感があり軽量 | 巻き癖がつきやすいため逆巻き推奨 |
| スエード | 高級感があり印刷が鮮やか | 強く巻くと表面が傷つくため緩めに |
| キャンバス地 | 厚手でしっかりしている | 折りたたみ厳禁。芯は必須 |
| 和紙・布系 | 柔らかくシワになりやすい | 包装紙などで巻いて保護必須 |
まとめ

| 用途 | 巻き方のポイント |
|---|---|
| 保管用 | 表面を内側にして芯を使い、紙で包む |
| 展示前の癖取り | 逆方向に巻く、必要に応じてアイロン |
| 持ち運び用 | エアキャップ+ケースで保護しつつ巻く |
以上、タペストリーの巻き方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

