ロゴの「タグライン」について、詳しく解説します。
マーケティングやブランドづくりの観点からも重要な要素なので、プロの視点も交えてやや長めにお伝えします。
目次
タグラインとは何か
タグライン(Tagline)とは、ブランドや企業、製品、サービスの価値や特徴、理念などを端的な言葉で表現する短いフレーズのことです。
ロゴや広告、ウェブサイトなどに添えられ、ブランドの印象やメッセージ性を高める役割を果たします。
日本語では「キャッチコピー」や「スローガン」とも言われますが、厳密には少し違いがあります。
- キャッチコピー:広告ごとに使うコピー(販促寄り)
- スローガン:企業理念や姿勢を打ち出すコピー(社是寄り)
- タグライン:ブランドの核となる価値を端的に示す短文。ロゴとセットで視覚的一貫性を持たせる場合が多い
例
- Nike → Just Do It.
- McDonald’s → I’m lovin’ it.
- L’Oréal → Because you’re worth it.
タグラインの目的と役割
ブランド認知と差別化
- タグラインはブランドの世界観や価値観を一瞬で伝えます。
- 他社との差別化要素になり、「このブランドらしさ」を強調する重要な手段です。
記憶への定着
- 短く印象に残るため、消費者の記憶に残りやすいです。
- ロゴと組み合わせることで、視覚と聴覚両方からのブランド記憶を強化します。
ブランドの約束(プロミス)を示す
- タグラインは、ブランドがユーザーにどんな価値や体験を提供するかの約束でもあります。
- 特に感情に訴えるものは長年愛される傾向があります。
良いタグラインの特徴
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 短く覚えやすい | 長すぎると印象に残らず、使用もしづらい |
| ブランドの独自性を表す | 他社にない価値や哲学を言語化 |
| 感情に訴えかける | 単なる説明でなく、共感やワクワクを誘発 |
| タイムレス | 一時的な流行語より、長く使える言葉が望ましい |
| 言語的なリズムが良い | 音感がよく発音しやすいことで記憶効果が増す |
タグラインの作り方(プロセス)
- ブランドの核(ブランドエッセンス)を定義する
→ 企業理念、顧客価値、ポジショニングを言語化 - ペルソナやターゲット層を明確にする
→ どんな感情を届けたいか - 競合のタグラインを調査する
→ 差別化要素を明確に - 言語表現のアイデア出し
→ たくさんの候補を出し、磨き上げる - テストとフィードバック
→ 社内外の意見を取り入れ、最適なものを選定
ロゴとタグラインの関係性
- ロゴ単体 → 視覚的なシンボルとしてブランドを認識させる
- ロゴ+タグライン → ブランドの意図や世界観まで一体化して伝える
実務的な観点では、ロゴの使い方マニュアル(CIガイドライン)に、タグラインを付ける場合・付けない場合の使い分けルールを定義することが多いです。
例)
- 大型広告やウェブサイトのファーストビュー → ロゴ+タグライン
- SNSアイコンや小さなスペース → ロゴのみ
タグラインをつけるべきケース
- ブランド立ち上げ時
- 再ブランディング時
- グローバル展開時(言語間で共通性を持たせたい)
- ブランドのUSP(独自の強み)を端的に伝えたいとき
まとめ

タグラインは単なる「一言」ではなく、ブランドの心臓部を一瞬で伝える言葉の「顔」です。
- 言葉としての強さ
- ブランドとの整合性
- 長く使っても色褪せない力
これらが揃って初めて、優れたタグラインが生まれます。
以上、ロゴのタグラインについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

