他社に負けないパンフレット印刷のための業者の選び方
はじめに
パンフレットとは、クライアントやお客様に自社の情報をお伝えするうえで、非常に重要なものです。
「会社のどの点を、誰に伝えたいか」によって、作り方が変わります。
その出来栄えによっては、パンフレット一つで会社の価値を高める可能性、またパンフレットに惹かれて、非常に優秀な方が入社を希望してくるという状況も有り得るのです。
そんな重要なパンフレットは、もちろん全ての企業が力を入れて製作するものです。他社に負けないパンフレット作りが必要となります。そのため、パンフレット製作は印刷業者に依頼するという方が非常に多いです。
世の中には印刷業者が数え切れない程たくさんありますが、業者によって、値段・質・クオリティ・納期等が大きく変わります。
そのため、皆さんが頭の中に描くパンフレットを印刷するためには何が重要なのかというと、業者選びが鍵を握ることはお分かりいただけるでしょう。
では、具体的にどのような点に注意して、業者選びをしていけばよいのでしょうか。
そのポイントについて、一つ一つ見ていきましょう。
パンフレット製作を印刷会社に依頼するメリット
高品質と低コストかつスピーディーな製品化の実現を叶える
ご自身で行うとなると必ず立ちはだかるのが、品質・コスト・効率、これら3つの問題点です。
この3点に関しては、印刷会社ごとにそれぞれ差こそあれ、ご自身で行うのに比べて印刷会社に依頼するほうが、全ての点において負担が軽減されることでしょう。
複雑な構成やデザインを反映させることが可能
パンフレットは、膨大な情報を盛り込みつつ、見易さを重視するものとなるため、高度なデザインとなるのは必須です。
印刷会社へ依頼するのであれば、あなたが頭の中に描くものを実現することも可能となるでしょう。また、プロのアドバイスをもらいながら、共にデザインから作り上げていくことも可能です。
本来の業務への専念
ご自身で全てを行うのであれば、その期間中、本来の業務への支障が出るのは間違いありません。
それを専門業者に委託できるのであれば、その分の皆さんの手間を省くことができます。本来の業務への専念が可能となるため、負担が減ります。
印刷会社へ依頼するメリットがお分かりいただけたところで、次は、実際に数ある印刷会社の中から業者選びのポイントとなる点はどこなのか、について見ていきましょう。
印刷会社選びのポイント
質の高い仕上がり
パンフレットは、同業他社の企業と比較する際に、最も使われるツールです。
何かを業者へ依頼するのであれば、出来栄えの良い仕上がりを望むのは当然のことであり、このパンフレット一つで契約に結びつくこともあれば、逆も有り得ます。
パンフレットのような小冊子を業者に依頼する際は、印刷後にどのようになるかを確認するようにしましょう。
ただ、その際に、データでの確認となると実際の実物とは異なる場合があります。
これは、紙の質や色が、若干変わるためです。そのような失敗を防ぐためには、実際に仕上がった実物の形として確認することが必要です。
そのため、実際に完成する予定のものをサンプルとして用意してもらえる業者がよいでしょう。
見積もりを依頼し、料金の中身までチェック
例えば、パンフレットを依頼する際、2つの業者に見積もりを依頼したとします。見積もりの結果、同じ内容、また同じ仕上がりなのであれば、よりリーズナブルな価格を提示した会社を採用するのは当然でしょう。
しかし、実はその安さだけで決めてしまうのは、とても危険なことです。なぜ、ここまで安いのか、その値段にはどこまでのサービスが含まれているのかという点まで確認する必要があります。
実際に依頼をしてみると、仕上がってからの修正の費用が含まれていない、決まった形式にしか対応できずに自由が利かないなど、安さの背景には理由があります。せっかく依頼をしても、費用の追加、またクオリティが低くなっては意味がありません。
そのため、しっかりと見積もりを取って、料金の中身まで知ることが大切です。
納期を厳守できる企業であること
これは、依頼する側としては必ず守ってほしい最重要事項ではないでしょうか。
例えば、パンフレットの納品に合わせてイベント等のスケジュールを組む場合、納期が遅れるということは、会社として大きな被害を受けることにも繋がりかねません。
実際に、依頼先の印刷業者にミスが起こり、納期が遅れてしまうというケースは少なくありません。もちろん、依頼する側としても、自身のスケジュール等を考えながら前倒しで動いていくというのは非常に重要なことです。しかし、前倒しで動いていても、納期が遅れる、納期は早いがクオリティが落ちるなどの状態になってしまっては本末転倒です。
納期をしっかりと守り、確実なクオリティを見込める印刷業者を選ぶことをおすすめします。
その他の注目すべきポイント
企画、デザインから製品化まで一つの会社で対応可能
企画から製品化するまでに複数の会社が関わり、工程ごとに連絡先が変わる場合と、全てを一つの会社で完結し、窓口が一つである場合ということも、業者選びを行ううえで非常に重要な点です。
全ての工程を別会社で行っている場合、一つ一つの細かい変更を依頼した際、その依頼が反映されるまでの時間が大きく変わってきます。
状況によっては、請け負っている工程が違うために対応できないという場合もあり、納期の遅延は容易に想像できるでしょう。対して、一本化されている企業であれば、そのような心配をする必要もなく、質問や急な変更に担当者が対応できる形となっているため、依頼への反映もスムーズです。
会社としての実績や歴史の長さ
初めてパンフレット製作を行うお客様は、どういったデザインがより映えるのかという点、また相談しながら進めた方が安心だという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実績や歴史の長さは、経験やトラブル時の対処法が豊富であるため、いざというときのトラブル対処も迅速です。印刷会社のHPを見るときは、会社の歴史やこれまでの実績も確認したうえで探してみるとよいのではないでしょうか。
自社工場所有の有無
印刷会社は、自社で工場を所有している場合と、印刷会社が営業のみを担当し製作は別会社が担っている、という会社があります。
営業部門と製作部門が分かれている場合は、相互間での伝達ミスや認識の差異によって、納品されたものが当初の打ち合わせと異なるという可能性があります。その場合、依頼した内容とは別のものが出来上がることになり、それに比例して納品までの時間も長くなります。
そのようなこともあるため、自社工場を所有しており、納品までの全てを1社で完結可能か、ということもしっかりと確認しておきたい点といえるでしょう。
スタッフの対応と柔軟な対応力
料金を支払って依頼する以上は、気持ちのよいサービスを受けたいものです。
それは、製品の出来上がりだけではなく、担当してくれるスタッフの対応が、満足度につながることもあるのではないでしょうか。
各スタッフの対応というのは、会社の指導や雰囲気が大きく影響する点でもあるため、スタッフの対応がその会社全体を表しているといっても過言ではありません。電話だけではなく、相手の顔が見えるという点も、重要視すべき点として考えてみるとよいでしょう。
また、サービスの内容に関しても、こちらの要望に対してできる限り柔軟に対応してもらえるかどうか、という点も注意すべき点です。
決まった型に、お客様の意見を無理やり当てはめていくという形ではなく、言うまでもなく、一から共に作り上げていくことができる会社を選びましょう。
まとめ
パンフレットは、お客様に自社をより知ってもらうため、自社の価値を上げていくために、非常に重要なツールです。
本来の効果を得るためには、より良い印刷会社と出会ってこそ叶えられるのではないでしょうか。
せっかく製作するのであれば本物を、そして見ていただく方々、何よりもお客様が納得のいくものができればと願っております。