挨拶状の日付に「吉日(きちじつ/きつじつ)」を使うことについては、使っても基本的に問題はありません。
ただし、目的や文脈、相手との関係性によっては注意が必要です。
目次
吉日とは
吉日とは、「縁起の良い日」「物事を始めるのに良いとされる日」です。
暦の上では「大安」や「友引」などの六曜(ろくよう)、また「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」「天赦日(てんしゃにち)」などの特別な開運日が代表的です。
挨拶状で吉日を使う場面と注意点
使ってよいケース(問題ない・適切な場合)
| ケース | 説明 |
|---|---|
| 慶事関連の挨拶状 | 結婚・出産・開業・移転・昇進などの「おめでたい報告」の際には、「〇月吉日」などの表記が一般的で、むしろ好印象です。 |
| 一般的な季節の挨拶状 | 年賀状、暑中見舞い、寒中見舞い、残暑見舞いなどの挨拶状に「〇月吉日」を用いても差し支えありません。特に日付に意味がない場合は便利です。 |
| 日付を特定したくない場合 | 実際の投函日や作成日をぼかしたいとき、「令和〇年〇月吉日」とするのはビジネスでもよくある書き方です。 |
注意したい・避けた方がよいケース
| ケース | 説明 |
|---|---|
| 弔事関連の挨拶状(お悔やみ・訃報) | 「吉日」は縁起が良すぎる表現なので、弔事の文書では使わないのがマナーです。代わりに「令和〇年〇月」や「同年〇月」などの表現を使います。 |
| あまりにもフォーマルでない相手に送る私的な手紙 | カジュアルなやりとりでは、「吉日」という表現がやや堅すぎる・時代がかって見えることも。親しい友人などには、普通に「〇年〇月〇日」と記載してよいでしょう。 |
| 正確な日付が必要な文書(契約関係など) | 正確な日付が記録として必要な書類には「吉日」は使わず、「2025年5月5日」など具体的な日付を明記することが求められます。 |
実際の例文
良い例(結婚報告の挨拶状)
令和七年五月吉日
私たちはこのたび結婚いたしました
今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます
良い例(転居通知)
令和七年五月吉日
このたび下記住所へ転居いたしました
近くへお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ
ビジネスマナーとしての位置づけ
ビジネスの場では、儀礼的文書・社外文書で「吉日」を使うのは広く認められています。
とくに挨拶状、案内状、礼状などは慣習として「〇月吉日」が使われることが多く、古典的ながらも格式が感じられる表現とされています。
まとめ

| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 挨拶状の日付に吉日を使ってよいか? | はい、基本的に問題なく使えます。とくに慶事や季節のご挨拶には最適です。 |
| 注意点は? | 弔事や記録性を求められる文書では避けましょう。 |
以上、挨拶状の日付に吉日を使ってもよいのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

