社員証(IDカード)を紛失した場合は、会社のセキュリティ・労務管理上の観点からも極めて重要な問題です。
そのため、迅速かつ適切な対応が求められます。
以下に、一般的な企業における対応手順を具体的かつ丁寧に解説します。
目次
社員証を紛失したことに気づいたら、まずすぐやること
所属部署の上司へ報告する
最優先で直属の上司またはチームリーダーに口頭またはメールで報告します。
報告時のポイント
- 紛失した日時
- 最後に使用・所持していた場所
- 私的利用の有無(通勤や社外打合せなど)
- 紛失場所の心当たり(会社内・通勤途中・飲食店など)
総務部・人事部に正式に連絡
次に、会社の総務部や人事部、またはセキュリティ部門に連絡します。
これは社員証が入退室のセキュリティカードやICチップ付のものである場合、悪用のリスクがあるためです。
社員証には社名、氏名、社員番号、顔写真などが印字されており、「身分証明書」として第三者に悪用される可能性もあります。
社内手続き:紛失届の提出
多くの企業では、「社員証紛失届」や「再発行申請書」の提出が必要になります。
記載する内容の例
- 氏名・社員番号・部署名
- 紛失の日時と場所
- 紛失の経緯(簡潔かつ事実に基づいて)
- 発見の可能性(あり/なし)
- 念のため警察へ届けたかどうか
社内での対応措置
一時的な入退室の対応
セキュリティカードを兼ねている社員証の場合は、以下のような対応が取られることが多いです。
- 臨時入館証の貸与
- 上司または管理者同伴での入退室
システム上の無効化
紛失した社員証のIDをシステム上で無効化します。
これにより第三者による不正アクセスを防ぎます。
警察への遺失物届出(必要に応じて)
社外で紛失した可能性が高い場合(例:通勤中に落とした、カフェに置き忘れた等)、最寄りの警察署に遺失物届を出しておくことが望ましいです。
会社によっては、遺失物届の受理番号や写しの提出を求められることもあります。
再発行の流れ
再発行申請書の提出
正式に再発行を依頼するための社内フォーマットがあることが多いです。
費用負担
会社によっては以下のような規定があります。
- 初回は会社負担、2回目以降は自己負担
- 一定額(例:1,000円〜3,000円)の実費負担
再発行の納期
通常は1日〜1週間以内で再発行されますが、印刷業者に外注している場合はやや時間がかかることもあります。
再発行後に気をつけるべきこと
- 今後は社員証ケースの使用やネックストラップの装着を推奨されることがあります。
- 一部の企業では、再発行回数が記録されて評価項目に含まれる場合もあるため注意。
- 同じ過失を繰り返さないように、行動習慣を見直しましょう。
補足:会社によって異なる可能性がある項目
以下の内容は企業によって大きく異なることがあるため、必ず社内規定や就業規則を確認してください。
| 項目 | 企業ごとの違いが出やすい点 |
|---|---|
| 紛失の報告期限 | 当日中、翌日中、3営業日以内など |
| 紛失届の提出方法 | 紙面・電子申請・メール報告など |
| 再発行の費用 | 無料/部分負担/全額自己負担 |
| 警察届け出の要否 | 必須/任意 |
| 社内ペナルティ | 注意指導のみ/評価への影響ありなど |
まとめ

| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① | 上司に報告 |
| ② | 総務・人事へ連絡 |
| ③ | 紛失届を提出 |
| ④ | 社員証をシステム上で無効化 |
| ⑤ | 警察に遺失物届け(必要に応じて) |
| ⑥ | 再発行手続き |
| ⑦ | 再発行後は再発防止の意識を持つ |
以上、社員証を無くした場合はどうすればいいのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

