ポスターのシワを伸ばす方法にはいくつかの手段がありますが、ポスターの素材(紙/厚紙/光沢紙など)や印刷の質(インクジェット/オフセットなど)によって適切な方法が変わります。
以下では、安全性の高い方法から効果的な応急処置までを丁寧に解説します。
目次
基本的な注意点(シワ伸ばし前に確認すべきこと)
素材を確認する
- 光沢紙(グロス紙)や写真紙: 熱や水分に弱い。慎重に。
- マット紙・厚紙: 比較的扱いやすいが、裂けやすさに注意。
- ビニール系・ラミネート加工あり: 熱には強いが、水分には注意。
状態を確認する
- 経年劣化していないか? → 古い紙は非常に破れやすい。
- シワの深さは? → 表面的なものか、折れ線か。
方法①:重しを使った自然なシワ伸ばし(リスク最小)
手順
- 平らな場所に清潔な布(またはコピー用紙)を敷く
- ポスターを裏返しにして載せる
- 上に再度布などをかぶせる(直接重しが当たらないように)
- その上から均等に重い本や板などを置く
- 24〜72時間程度、平置きのまま放置する
ポイント
- 時間はかかるが紙へのダメージがほとんどない。
- 湿度が低すぎると戻りやすいため、室内は適度な湿度に。
方法②:軽い加湿と重しの併用(中程度の効果)
手順
- 風呂場で数分間、湯気を発生させて湿気を充満させる(熱湯を張るだけでもOK)
- ポスターを風呂場に直接置かず、ドアの外や別室の空気を経由して「軽く湿気を吸わせる」
- すぐに重しを使って平らにして24時間放置する(方法①と同様)
ポイント
- 湿気がシワの繊維を緩める効果あり。
- 湿気を与えすぎると紙がふやけて破れるため「ほんのり」湿らせるのがコツ。
方法③:アイロンを使う方法(リスク高・効果大)
アイロンを使えば短時間でシワを伸ばせますが、非常にリスクが高い方法です。
以下のように注意して進めてください。
手順
- ポスターを裏返す
- 上にクッキングシートまたは薄い布をかぶせる(直接アイロンを当てない)
- 低温(ドライ設定/スチームはNG)で軽く押し当てる
- 一か所に長時間当てないよう注意(3秒程度ずつ)
- 完全に乾くまで平らにして放置
ポイント
- 光沢紙は熱によりテカリや変色が生じやすい。
- インクが溶けたりにじんだりする可能性もあるため、試しがけ必須。
方法④:スプレー加湿 + プレス(プロに近い方法)
この方法はやや上級者向けですが、うまくやると非常に美しい仕上がりになります。
手順
- 霧吹きで裏面にごく軽く水を吹きかける(ベチャベチャにしない)
- ポスターをティッシュやコピー用紙で挟み、上下に吸水紙を敷く
- その上から木の板などを置いて均一に重しを加える
- 24〜48時間放置
ポイント
- 水分は「均等」「薄く」が鉄則。
- 上級テクニックのため、大切なポスターでは慎重に。
どうしても失敗したくない場合:プロの額装屋に依頼する
高価なポスターや記念品など、絶対に失敗したくない場合は、額装専門店やアート修復業者に依頼するのが確実です。
数千円〜で「湿度管理されたプレス機」を使って完璧に伸ばしてくれます。
まとめ

| 方法 | 難易度 | リスク | 効果 | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| 重しのみ | ★☆☆ | 低 | 中 | 長 |
| 湿気+重し | ★★☆ | 低〜中 | 中〜高 | 中 |
| アイロン | ★★☆ | 高 | 高 | 短 |
| スプレー加湿+プレス | ★★★ | 中〜高 | 高 | 中 |
| プロに依頼 | ★☆☆ | なし | 非常に高 | 任せるだけ |
おすすめの使い分け
- 普通のポスター(安価/汚れてもOK) → 方法②または③
- 記念品・限定品 → 方法①または専門業者
- ポスターを額装する予定がある → 方法④かプロ依頼(額装前に整えると美観UP)
以上、ポスターのシワ伸ばしの方法についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

