ポスター作りには「視覚的なインパクト」と「伝達力」の両立が必要です。
単におしゃれなデザインを作ればいいわけではなく、「誰に」「何を」「どのように」伝えるかを明確に設計する必要があります。
ここでは、プロの視点からポスター作りにおける重要なポイントを構成・デザイン・フォント・色彩・レイアウト・印刷の観点から詳しく解説します。
目次
目的とターゲットを明確にする
まずはポスターの目的とターゲットを定義することが重要です。
目的の例
- イベントの告知(ライブ、セミナー、展示会など)
- 商品・サービスのプロモーション
- 啓発・注意喚起(交通安全、防災など)
ターゲットの例
- 若年層(10代〜20代)
- 主婦層
- ビジネスパーソン
- 地域住民 etc.
→この段階で「どんなトーン(楽しい/真面目/スタイリッシュ)」で伝えるかも決まります。
ポスター構成の基本3要素
ポスターには「パッと見で伝わる情報の設計」が求められます。
以下の3要素を軸に構成すると効果的です。
| 要素 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| アイキャッチ(キャッチコピー) | 目を引く言葉 | 「今年もやります!夏フェス2025」 |
| 本文情報(ボディコピー) | 詳細説明 | 日時・場所・出演者など |
| コールトゥアクション(行動喚起) | 何をして欲しいか | 「今すぐチケット予約!」など |
フォント選びと可読性
ゴシック体 vs 明朝体
- ゴシック体(サンセリフ体):読みやすく、インパクトが強い。→ イベント告知や見出し向け
- 明朝体(セリフ体):上品で知的な印象。→ 文化系のポスターや説明文に適する
フォントのポイント
- メインタイトルは太字のゴシックが基本。
- 読ませたい部分はフォントサイズを大きく。
- 同一ポスター内でフォント種類は多くても2〜3種類までに抑える。
色彩設計とコントラスト
色は視認性・印象・感情に大きな影響を与えます。
色選びの基本
- 背景と文字のコントラストを強く(例:白背景に黒文字、黒背景に黄色文字)
- ターゲットの感性に合った色を使う
- 若者向け:ビビッドカラー(赤、黄、青など)
- 上品な印象:パステルカラーやモノトーン
- 高級感:黒・金・深紅など
カラールール
- メインカラー(ベース):約60%
- サブカラー(アクセント):約30%
- アクセントカラー(強調用):約10%
レイアウト設計
レイアウトには「視線誘導」が重要です。
人の目線は左上→右下へ動きます。
レイアウトのコツ
- Z型 or F型に情報を配置する
- 視覚的な「余白」をしっかりとる(詰め込みすぎない)
- 情報の優先順位(重要>補足>その他)を明確に
- 写真やイラストは「意味があるもの」を選ぶ
ビジュアル(画像・イラスト)の使い方
- 解像度は印刷用に300dpi以上の画像を使用する
- モチーフはメッセージと連動させる
- 例:自然イベントなら青空や木々の写真を背景に
- 画像を使う場合は文字の視認性も考慮(背景が暗いなら白文字など)
印刷と実物チェック
デジタル上でよく見えても、印刷時にはトラブルが起こることがあります。
印刷時の注意
- CMYKモードで作成
- トンボ(裁ち落とし)を設定
- 印刷前に必ず紙に出力して校正を行う(特に色味と誤字)
- 用紙サイズ・厚み・ツヤの有無なども目的に応じて選ぶ
プロの視点からのアドバイス
- 最初にラフスケッチを書く:構成を紙でざっくり描いてみるとアイデアが整理される
- 目的に合ったテンプレートを参考に:Canva、Adobe Expressなどの無料テンプレートも活用価値大
- 一人で判断しない:ターゲット層に近い人に見てもらってフィードバックを得る
まとめ

| 項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 目的とターゲット | 何を・誰に伝えたいかが明確か? |
| 見出し | 一目で伝わるキャッチがあるか? |
| レイアウト | 目線誘導、余白のバランスは? |
| フォント | 読みやすく・統一感があるか? |
| 色使い | コントラストと心理的効果を考慮したか? |
| 実物確認 | 印刷して色味や誤字をチェックしたか? |
以上、ポスター作りのポイントについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

