今日は。秋も深まってまいりました。今年は冬も早いのではないでしょうか。
さて、本日は河内長野市から辻岡様をお迎えしました。
ご依頼内容は、60点程描きためられた趣味の油絵の画集を発注したいとのことでした。
以前より、画集などの自費出版は私の得意分野でもあり、喜んでお手伝いさせていただきたいと思います。
まず、絵を印刷する場合に最も重要なステップは、原稿となる絵を撮影することです。
この撮影の際、ライティングが暗かったり明るすぎたりしては画質に影響が出てしまいますし、一部が反射しても良い仕上がりにはなりません。
また、絵全体にピントがしっかり合っていることが大前提です。
特に100号などの大きなサイズの絵を撮影する場合、その搬送だけでも高額な費用がかかるため、効率よく進めることが求められます。
今回は、辻岡様のご自宅での撮影を希望されたため、河内長野市まで出張撮影可能なプロのカメラマンを手配させていただくことにしました。
さらに、来年の5月に梅田で予定されている個展で画集を披露されたいというご要望も伺いました。
それを踏まえ、打ち合わせでは上製本または並製本の見積もりを検討し、画集を収めるための専用の箱についてもご提案することになりました。
画集の仕上がりは、個展の印象を左右する重要なポイントですので、紙質や装丁、さらにカラーマネジメントに至るまで細心の注意を払い、辻岡様の期待に応えられるよう全力を尽くします。
また、画集にはそれぞれの作品のタイトルや解説文も掲載する予定とのことで、デザインやレイアウトについてもご相談を進める予定です。
作品ごとに異なる魅力を引き立てるため、文字の配置やフォント選び、余白の取り方なども重要な要素となります。
お渡しするサンプルをご覧いただきながら、細部までじっくりとお打ち合わせをさせていただければと思います。
まさに、印刷業の醍醐味を味わえるお仕事で、私自身もワクワクしております。
このプロジェクトが辻岡様の夢を形にするお手伝いとなり、来年の個展が大成功することを心より願っております。