近年、年賀状のやり取りを簡略化したい、相手に負担をかけたくないといった理由から、「返信不要」の一文を添える年賀状が増えています。
「返信不要」と伝えること自体はマナー違反ではありませんが、表現を誤ると冷たく受け取られてしまう可能性もあるため、言葉選びには配慮が必要です。
ここでは、相手に失礼な印象を与えず、自然に返信不要を伝えられる例文を、用途別に紹介します。
年賀状で返信不要と伝える際の基本ポイント
返信不要の文面を入れる際は、次の点を意識すると安心です。
- 命令的・断定的な表現を避ける
- 「お気遣いなく」「ご負担にならないように」といった配慮の言葉を添える
- 今後の関係が続くことを示す一文を加える
これらを押さえることで、形式的になりすぎず、温かみのある印象になります。
幅広い相手に使える返信不要の例文
友人・知人・親戚など、比較的幅広い相手に使いやすい表現です。
例文①(もっとも汎用的)
本年は近況のご報告かたがた、新年のご挨拶を申し上げます。
どうぞお気遣いなさらず、ご返信は不要にてお願いいたします。
丁寧さを保ちつつ、返信を求めていないことが自然に伝わる表現です。
年賀状じまいを兼ねた返信不要の例文
今回を最後に年賀状を終える場合は、感謝と今後の関係性に触れることが大切です。
例文②(年賀状じまい)
誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
どうぞご返信などのお気遣いはなさらず、今後とも変わらぬお付き合いをいただけましたら幸いです。
年賀状じまいとして定番で、目上の方にも使いやすい文面です。
高齢の方・体調を気遣いたい相手向け
相手への思いやりを前面に出した、やさしい表現です。
例文③(配慮重視)
寒さ厳しき折、どうかご無理なさらずお過ごしください。
ご返信につきましては、どうぞお気遣いなさらずにお願いいたします。
体調や負担を気遣う気持ちが自然に伝わります。
親しい友人向けのカジュアルな例文
気心の知れた相手には、堅すぎない表現でも問題ありません。
例文④(友人向け)
近況報告を兼ねて送ります。
返信は気にしないでくださいね。
フランクですが、冷たい印象は与えません。
ビジネス・仕事関係向けの例文
取引先や上司など、礼儀を重視したい相手に適した文面です。
例文⑤(ビジネス向け)
略儀ながら書中にて新年のご挨拶を申し上げます。
なお、ご返信には及びませんので、どうぞお気遣いなさらぬようお願い申し上げます。
形式的ながらも、角の立たない表現です。
避けたほうがよい表現
以下のような表現は、意図せず失礼に感じられることがあるため注意しましょう。
- 「返信しないでください」
- 「年賀状は不要です」
- 「今年で終わりにします」
いずれも配慮が不足している印象を与えやすくなります。
まとめ
年賀状で返信不要を伝える際は、「相手への気遣いを言葉にすること」が何より重要です。
- 直接的な言い切りは避ける
- お礼や配慮の一文を添える
- 今後の関係を大切にする姿勢を示す
これらを意識すれば、返信不要の年賀状でも好印象を保つことができます。
以上、年賀状の返信不要の例文についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

