年賀状には日本独特のマナーや慣習が多く、何気なく出した一枚が、相手に違和感や不快感を与えてしまうこともあります。
ここでは一般的に「NG」とされやすいポイントを、理由や背景も含めて詳しく解説します。
ビジネス・プライベートのどちらにも役立つ内容として整理します。
目次
喪中の相手に年賀状を送る
なぜNGなのか
年賀状は「新年を祝う」意味を持つため、近親者を亡くした喪中の方に送るのは配慮に欠けるとされています。
注意点
- 相手から喪中はがきが届いている場合は絶対に送らない
- 喪中はがきが届いていなくても、訃報を知っている場合は控えるのが無難
代替案
- 松の内(1月7日)を過ぎてから寒中見舞いとして送る
→ お悔やみや近況を静かに伝えられます。
忌み言葉・縁起の悪い言葉を使う
NGとされる代表例
- 「去る」「失う」「終わる」「壊れる」「枯れる」「倒れる」
- 「昨年」「旧年」(→「去年を振り返る」ニュアンスがある)
理由
年賀状は縁起を担ぐ文化が強く、ネガティブな連想を避けるのが基本です。
言い換え例
- 「昨年」→「旧年中」ではなく「昨年」も避けたい場合は「昨年」ではなく「これまで」
- 「終わり」→「一区切り」「節目」
「賀正」「迎春」などの使い分けミス
よくあるNG
- 目上の人に「賀正」「迎春」など一文字・二文字の賀詞を使う
正しい考え方
- 「賀正」「迎春」:目下・同等向け
- 目上の人には
- 「謹賀新年」
- 「恭賀新年」
- 「謹んで新春のお慶びを申し上げます」
ビジネスでは特に注意
上司・取引先には形式を重視した賀詞が無難です。
差出人情報がない・分かりにくい
なぜNGか
- 相手が「誰から来たのか分からない」
- 特に年に一度しか連絡しない相手ほど混乱しやすい
最低限入れるべき情報
- 氏名(旧姓がある場合は併記)
- 住所
- 家族連名の場合でも代表者名は明確に
プライベートすぎる内容・自慢話
NGになりやすい例
- 子どもの成績や進学先を過度に強調
- 収入・昇進・成功談ばかり
- 内輪ネタが多すぎる文章
理由
受け取る側の状況はさまざまで、知らず知らずのうちに相手を疲れさせてしまうことがあります。
無難な構成
- 新年の挨拶
- 簡単な近況(1~2行)
- 相手の健康や活躍を気遣う一文
ビジネス相手へのカジュアルすぎる表現
よくある失敗
- 砕けた言葉遣い
- 絵文字・顔文字
- 友達向けのテンプレ文章を流用
ポイント
年賀状は形式的な書面という扱いになるため、メールよりも一段丁寧な表現が求められます。
投函時期のミス
NG例
- 1月7日以降に「年賀」として届く
- 年内に投函せず、元旦に届かない
正しい目安
- 年賀状扱い:12月15日~12月25日頃までに投函
- 松の内(~1月7日)を過ぎたら
→ 「年賀」ではなく「寒中見舞い」
返信をしない・大幅に遅れる
NGになりやすい理由
年賀状は「年始の挨拶のキャッチボール」という意味合いがあり、受け取ったまま返さないのは失礼と感じられる場合があります。
対応策
- 松の内までに返せない場合は寒中見舞いで返信
- 「ご丁寧な年賀状をありがとうございました」の一文を入れる
まとめ:年賀状NGを避ける基本姿勢
年賀状で最も大切なのは、「新年を祝う気持ち+相手への配慮」です。
- 相手の立場(喪中・目上・ビジネス)を考える
- 縁起・言葉選びに注意する
- 形式と時期を守る
この3点を意識するだけで、年賀状の失敗はほぼ防げます。
以上、年賀状のNGポイントについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

