日本において年賀状(年賀はがき)が最も多く送られていたピーク時期は、2003年末から2004年元日にかけてのシーズンとされています。
年賀状は「○年用」という表記で販売されるため、統計上の表現には多少の揺れがありますが、実質的には 「平成16年用(2004年元日配達分)」が最大規模でした。
年賀状ピーク時期の結論
- ピークシーズン:2003年秋〜年末(2004年元日配達分)
- 統計上の呼称:平成16年用年賀はがき
- 社会的なピーク認識:2003年前後
この「2003年と2004年のズレ」は、
- 販売・投函:2003年
- 配達・年号表記:2004年
という年賀状特有の仕組みによるものです。
目次
発行枚数はどれくらいだったのか?
年賀状のピークを示す代表的な指標が「発行枚数」です。
ただし、この数字には当初発行分と追加発行を含めた最終規模の2種類が存在します。
当初発行枚数
- 約44億4,780万枚
(平成16年用年賀はがきとして、当初に発表された発行計画ベース)
追加発行を含めた最終的な規模
- 約44億5,936万枚
(翌年の公式発表で「前年実績」として示された数値)
このため、資料や記事によって
- 「約44.5億枚」
- 「約44億4千万枚」
と表現が分かれることがありますが、いずれも同じピーク年を指していると理解して問題ありません。
なぜこの時期に年賀状が最盛期を迎えたのか
2003年前後に年賀状が最大化した背景には、いくつかの社会的要因が重なっていました。
パソコンと家庭用プリンターの急速な普及
この時期、自宅で宛名印刷やデザイン印刷を行うことが一般化しました。
年賀状作成ソフトも広く普及し、「手書きの負担」が軽減されたことで、出す枚数が増えやすい環境が整っていました。
企業・取引先文化としての定着
個人だけでなく、企業・部署単位で年賀状を送る慣行が強く残っていた時代でもあります。
年末業務の一部として「年賀状を出すこと」が半ばルーティン化していた点も、発行枚数の増加を後押ししました。
SNS・メッセージアプリ普及前夜だった
2003年当時は、現在のようなSNSやスマートフォン向けメッセージアプリがまだ一般化していませんでした。
そのため、新年の挨拶を一斉に届ける手段として、年賀状が最も効率的で象徴的なツールだったと言えます。
ピーク以降の推移を見ると、ピークの大きさが際立つ
ピークを過ぎた後、年賀状の発行枚数は長期的な減少傾向に入ります。
- 2025年用:約10.7億枚
- 2026年用:約7.5億枚
これらは、ピーク時(約44.5億枚)と比べるとおよそ6分の1以下の規模です。
この落差からも、2003〜2004年頃がいかに突出したピークだったかが分かります。
まとめ
- 年賀状が最も多く送られていたのは 2003年末〜2004年元日のシーズン
- 統計上は 「平成16年用年賀はがき」がピーク
- 発行枚数は
- 当初発行:約44億4,780万枚
- 追加分含む最終規模:約44億5,936万枚
- 表現の違いはあるが、いずれも同一ピーク年を指す
以上、年賀状が送られていたピーク時期についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

