「特定記録郵便(とくていきろくゆうびん)」は、郵便物(主に封筒など)を送る際に利用できる日本郵便のオプションサービスのひとつです。
主な特徴は、配達の記録(追跡)を残すことができるが、受取人のサインは不要という点です。
以下、詳細にわたって解説します。
目次
特定記録の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 追加料金 | 160円(基本郵便料金+160円) |
| 対応郵便種別 | 定形郵便、定形外郵便、ゆうメールなど |
| 追跡サービス | あり(引受・配達完了の記録が残る) |
| 配達方法 | 通常配達(郵便受けに投函される) |
| 受取人のサイン | 不要(対面手渡しではない) |
| 補償 | なし(紛失・破損時の保証はない) |
特定記録のメリット
- 追跡ができる
- 郵便局の追跡サービスで、差し出しから配達完了までのステータスを確認可能。
- 「確かに送った」「届いた」という証拠を残せるため、トラブル防止になる。
- 比較的安価
- 追加料金160円で追跡がつけられる。書留よりも安価。
- 郵便受けに投函される
- 不在時でもポストに届くので、相手が受け取りやすい。
特定記録のデメリット・注意点
- 補償がない
- 万一紛失しても、損害賠償などの補償はなし(書留のような保険はつかない)。
- 受取人のサインが不要
- 「確実に本人が受け取ったか」を証明したい場合(たとえば契約書など)には不十分。
- そういったケースでは「簡易書留」や「一般書留」が推奨される。
- 速達ではない
- 通常の郵便と同じ配達速度。急ぎの書類には向かない(速達オプション併用は可能)。
特定記録の利用方法(手順)
- 郵便物の準備
- 定形・定形外の封筒などに送付する文書等を入れる。
- 郵便局の窓口で「特定記録でお願いします」と伝える
- 郵便料金+特定記録料金(160円)を支払う。
- 受付の際に「特定記録ラベル」が貼られ、控え(追跡番号付き)を渡される。
- 追跡番号で配達状況を確認
- 日本郵便のウェブサイトやLINE公式アカウントからも確認可能。
どんなときに使うと良いか?
- フリーランス・個人事業主が請求書や契約書の送付時に、相手に届いた証拠を残しておきたいとき。
- 内容証明郵便を送るときの送付方法の一環として(内容証明は特定記録または書留が必要)。
- 個人的に大事な書類(履歴書・退職届など)を送るときに安心感を得たいとき。
書留との違い
| 項目 | 特定記録 | 簡易書留 |
|---|---|---|
| 料金 | +160円 | +320円 |
| 追跡 | ◯(あり) | ◯(あり) |
| 補償 | ✕(なし) | ◯(5万円まで) |
| サイン | ✕(不要) | ◯(必要) |
| 投函場所 | 郵便受け | 手渡し |
まとめ

特定記録郵便は、「郵便物が確かに相手に届いたことを記録として残しておきたいが、コストは抑えたい」というニーズにぴったりのサービスです。
ただし、法的な証拠能力や補償を必要とする場面では不十分なケースもあるため、目的に応じて簡易書留・一般書留との使い分けが重要です。
以上、封筒の特定記録郵便についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

