「糊付けされたはがき」とは、一般的に圧着はがきと呼ばれる郵便物のことを指します。
これは、紙を折りたたんだうえで糊を用いて貼り合わせ、開封しないと中身が読めない構造を持たせたはがき型の印刷物です。
主にダイレクトメール(DM)、料金・契約に関する通知、会員向け案内、個人情報を含むお知らせなどで広く利用されています。
糊付けされたはがきの基本構造
圧着はがきは、1枚の紙(または複数面構成の紙)を折り、
- 折り目の一部または全面を糊で貼り合わせる
- 指で剥がす、もしくはミシン目から開封する
といった構造になっています。
構成の例
- 表面:宛名、差出人、簡単な案内文
- 内側:詳細な案内内容、金額、ID、申込情報など
開封前は内容が見えないため、プライバシーへの配慮が必要な情報を送付するのに適しています。
主な種類(圧着方式の違い)
V圧着はがき
二つ折りにした紙の一部を糊付けする、比較的シンプルな形式です。
- コストが低い
- 短納期で制作しやすい
- 情報量は少なめ
キャンペーン告知や簡易DMなどに使われます。
Z圧着はがき
紙をZ字型に折り、複数面を圧着する形式です。
- 情報量を多く掲載できる
- 段階的に情報を読ませやすい
サービス案内や会員向け通知など、説明要素が多い内容に向いています。
全面圧着(L圧着など)
周囲をほぼすべて糊で圧着する方式です。
- 中身が外から一切見えない
- 秘匿性が高い
請求金額や個人データを含む通知など、情報管理を重視する用途で使用されます。
使用される糊と安全性
圧着はがきに使われる糊は、主に以下の特徴を持ちます。
- 郵送中に自然に剥がれない強度
- 開封時には比較的スムーズに剥がせる設計
- 水溶性・感圧式など、用途に応じた種類が存在
適切に設計された圧着仕様であれば、配送工程で勝手に開くリスクは低く、中身が透けにくい紙質を選ぶことで、情報漏洩対策としても有効です。
糊付けされたはがきのメリット
情報を隠せる
開封しない限り内容が見えないため、個人情報や重要事項を安全に送付できます。
封筒が不要
封書を使わずに済むため、印刷・封入・郵送コストを抑えられるのが大きな利点です。
開封されやすい
「開かないと読めない」構造により、DMなどでは比較的開封率が高くなりやすい傾向があります。
注意点・デメリット
開封しづらいと感じる場合がある
圧着の強さや仕様によっては、開封時に紙が破れやすかったり、開けにくいと感じる人がいることもあります。
再封ができない場合が多い
一度開封すると元に戻せない仕様が一般的です(特殊な再剥離仕様を除く)。
仕様設計が重要
糊の量や圧着位置が不適切だと、開封トラブルやクレームにつながる可能性があります。
郵便料金・取り扱い上の注意
糊付けされたはがきは、必ずしも「郵便はがき扱い」になるとは限りません。
- 完成時のサイズ
- 厚み
- 重量
などの条件によって、はがき相当料金になる場合もあれば、定形郵便物(第一種郵便物)扱いになる場合もあります。
そのため、特に大量発送を行う場合は、
- 印刷会社
- 郵便局
への事前確認が重要です。
実務・マーケティングでの活用ポイント
- 表面のコピーで開封を促す
- 開封後すぐに要点や行動導線を配置
- QRコードやWebページと組み合わせる
これにより、オフラインとオンラインを連動させた施策にも活用できます。
まとめ
糊付けされたはがき(圧着はがき)は、
- 情報の秘匿性が高い
- コスト効率に優れる
- DMや通知用途で実績のある手法
という特徴を持つ郵送手段です。一方で、郵便規格・料金・開封性を考慮した設計が不可欠であり、用途に応じた仕様選定が成果を左右します。
以上、糊付けされたはがきについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

