化粧箱(けしょうばこ)の勘定科目の取り扱いは、その使用目的や取引内容によって異なります。
以下に、具体的なケース別に分類して詳しく解説します。
目次
化粧箱とは?
まず「化粧箱」とは、製品や商品を美しく包装するための箱のことを指し、贈答用、販売促進用、高級感演出など、様々な目的で使用されます。
例
- 贈答用に使用される高級な箱
- 商品に付随するデザイン性のあるパッケージ
- ノベルティやギフトセットの外箱
勘定科目の選定基準
化粧箱の勘定科目を判断する際には、以下の2点が重要です。
誰に対して使うのか(社外 or 社内)
- 顧客、取引先への提供用
- 自社内での保管、ディスプレイ用
何のために使うのか(販売促進用・商品包装・贈答用など)
- 商品の一部として販売するのか
- ノベルティとして配布するのか
- 単なる見た目を良くするための包装なのか
ケース別の勘定科目分類
ケース1:商品に付属するパッケージ(販売する商品の一部)
勘定科目:仕入/商品包装資材費(製造業なら「製造原価」)
- 例:化粧品やお菓子を入れる専用箱
- 会計上は商品の一部とみなされる
補足
- 棚卸資産として扱われる場合もあり、未使用分は期末在庫として計上されます。
- 小売・製造業では「原材料費」「包装材料費」に該当することも。
ケース2:贈答用・お歳暮などで配布するギフトの外装箱
勘定科目:接待交際費
- 取引先への贈答用に使う場合
- 例:お中元・お歳暮ギフト用の包装箱
注意点
- 税務上は交際費扱いとなる可能性が高く、交際費課税の対象になることも。
ケース3:展示・ディスプレイ用(販促用)のパッケージ
勘定科目:広告宣伝費
- 店頭ディスプレイ用に作られた箱
- サンプル配布に付随するパッケージ
特徴
- 商品を魅力的に見せる目的
- 顧客にプレゼントするノベルティセットなどの外箱
ケース4:ノベルティや無料配布用の製品に使う箱
勘定科目:販売促進費/広告宣伝費
- 見本品やプレゼント商品に使用する包装箱
例
- イベント来場者に配布する化粧箱入りギフト
- 抽選プレゼントの外装箱
ケース5:社内での保存・管理用
勘定科目:消耗品費
- 社内用に保管目的で使う箱
- 高級な木箱なども一時使用であれば消耗品として処理
条件
- 取得金額が10万円未満(少額資産)
- 長期使用の見込みがない
補足:税務処理上の注意点
- 交際費か広告宣伝費か:税務署は「誰に対して提供するか」を重視します。社外かつ明確に営業活動(販売促進)なら広告宣伝費、それ以外は交際費と判断される傾向があります。
- 資産計上の必要があるか:高額な化粧箱を繰り返し使用する場合は「備品」として固定資産に計上し、減価償却が必要なケースもあります。
- 仕入税額控除の可否:交際費や広告宣伝費に計上した場合でも、課税仕入れとして消費税の仕入控除が可能なケースが多いです(但し私的利用などは除外)。
まとめ表:化粧箱の勘定科目一覧

| 用途 | 勘定科目 | 補足 |
|---|---|---|
| 商品販売用の包装 | 商品包装費/原材料費 | 製品の一部として計上 |
| 取引先への贈答 | 接待交際費 | 税務上は交際費扱いに注意 |
| 販促・展示用 | 広告宣伝費 | 店頭PRやイベント用 |
| 無料配布品の外箱 | 販売促進費/広告宣伝費 | ノベルティ・キャンペーン品 |
| 社内保管用 | 消耗品費 | 短期使用・10万円未満 |
補足:勘定科目の柔軟性と一貫性
勘定科目は厳密なルールというより、目的と実態に応じて正しく判断し、継続的に処理することが重要です。
自社で独自の補助科目(例:パッケージ費)を設ける場合もあり、会計ソフトや顧問税理士の意見も参考にしましょう。
以上、化粧箱の勘定科目についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

