カッティングシートを貼ったあと、その表面を守りつつ光沢を出したいとき、「クリア塗装」を施す方法があります。
しかし、ただ上からクリアを吹けばいいというわけではなく、素材・下処理・塗料の選択・仕上げ方法など複数の工夫が必要です。
本記事では、カッティングシートのクリア塗装の目的・手順・おすすめ塗料・注意点を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
目次
カッティングシートのクリア塗装をする理由
- シート表面の保護:紫外線・摩耗・汚れからシートを守る
- 光沢アップ・質感の強化:ツヤを持たせて高級感を出す
- デザインの統一:複数のシートをクリアでなじませて一体感を出す
ただし、すべてのシートがクリア塗装に向くわけではなく、素材や糊の仕様も考慮する必要があります。
クリア塗装を行う前の準備と下地処理
クリア塗装を成功させるには、下準備が非常に重要です。
- 足付け(研磨):シート表面に細かい傷を付けて、塗料の密着性を高める
- 汚れ・油分の除去:アルコールや脱脂剤できれいに拭き取る
- マスキング:塗らない部分や境界を保護する
- 試し塗り:小さな余白で色味やツヤを確認
カッティングシートのクリア塗装の手順
以下は代表的な手順例です。
用途や環境によって変えることもあります。
- シートを貼り付け、完全に乾燥させておく
- 足付け(微細な研磨)+脱脂処理
- 下塗り(サーフェイサーなど、必要に応じて)
- クリア塗料を薄く、均一に吹き付け
- 乾燥後、必要なら中研ぎ → 追加塗装
- 完全乾燥 → 仕上げ研磨やコンパウンド仕上げ
実際、専門業者ではカッティングシートを貼った上にウレタンクリアを重ね、さらに段差を削って磨き込む手法も取られています。
どの塗料を使えばいい?カッティングシートにおすすめのクリア塗料
クリア塗装には用途に応じて適した塗料を選ぶ必要があります。
| 種類 | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| ウレタンクリア | 耐久性・耐候性が高い | 屋外看板・車体装飾 |
| 2液型クリア | 強い硬化力で層を厚くできる | 高級仕上げ・屋外長期使用 |
| スプレー系クリア | 手軽に使える | DIY用途・小面積施工 |
ただし、クリアを上乗せすると剥がしにくくなるため、後から剥がす可能性があるデザインには注意が必要です。
カッティングシートのクリア塗装の注意点
- シートの端や浮いた部分には塗料が回り込んで、シワや浮きを誘発することがある
- 加熱や硬化時にシート自体が変形したり糊が劣化したりする可能性
- 薄く重ね塗りをする:一発で厚く吹くと垂れやムラの原因
- 乾燥環境:湿度・気温を考慮して施工
まとめ:カッティングシートのクリア塗装をマスターして高度な仕上がりを

カッティングシートのクリア塗装は、シートを保護しながら見栄えも高める手法です。
成功させるには、下地処理・適切な塗料選び・薄く重ね塗る工夫がカギ。
特に屋外用途や長期間使う場合は、ウレタン系や2液型クリアの選択と丁寧な工程が重要です。
まずは小さな面積で試してみて、最適な仕上げを見つけてください。
以上、カッティングシートのクリア塗装についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

