ギターを自分好みのデザインにカスタマイズしたい方に人気なのが、カッティングシートを貼る方法です。
塗装を傷つけずにカラーを変えたり、ロゴや模様を追加したりできるため、リメイクやリペアにも活用されています。
しかし、ギターは曲面が多く、ただ貼るだけでは気泡・シワ・剥がれが起きやすいもの。
この記事では、初心者でも失敗しにくいカッティングシートをギターに貼る方法について、手順・コツ・注意点までわかりやすく解説します。
目次
カッティングシートをギターに貼る方法について知る前に
まず理解しておきたいのは、ギターの材質や形状によって貼り方の難易度が変わるという点です。
- ボディが平面に近いギター(例:テレキャスタータイプ) → 貼りやすい
- 曲面や凹凸が多いギター(例:レスポールタイプ) → 熱処理が必要
- マット塗装やラッカー塗装 → 糊跡が残るリスクがある
事前に「どの部分に」「どの素材を」使うかを決めることで、仕上がりの精度が大きく変わります。
なぜギターにカッティングシートを貼るのか?メリットとデメリット
メリット
- 見た目を手軽にカスタマイズできる
- 塗装を傷つけずに外観変更可能
- 汚れ・キズを隠すカバー効果がある
- 剥がせる素材なら将来の元仕様復元も可能
デメリット・リスク
- 張り合わせ部分・エッジで剥がれやすい
- 糊跡が残る可能性
- 音響・共鳴特性に影響するリスク
- 貼り作業が難しく、失敗しやすい
カッティングシートをギターに貼るのに適した素材とは
ギターラッピングに使うには、以下のような仕様をもつ素材が向いています。
| 特性 | 必要理由 |
|---|---|
| 薄型・高柔軟性 | 曲面や凹凸に追従しやすい |
| キャストフィルム(高耐久タイプ) | 屋外耐性や耐摩耗性が高くなる |
| エアリリース機能(空気逃げ溝付き) | 気泡が入りにくくなる |
| 剥がしやすさ | 将来的に元に戻したいときの配慮 |
例えば、楽器ラッピングの事例では、Mactacがギターにラップを施したケースが紹介されています。
カッティングシートをギターに貼る方法:ステップ・バイ・ステップ
以下は代表的な作業フローです。
- ハードウェアの取り外し
弦・ピックガード・ブリッジなどを外し、貼付面をフラットにする。 - 表面クリーニング
脱脂・ホコリ除去を徹底。油分が残ると密着不良となる。 - 仮配置・カットの設計
シートをギターの形に合わせて仮置きし、余裕をもたせたラインでカット。 - 貼り始め
中心→外側→エッジの順で少しずつ貼っていく。曲面や凹凸は、ドライヤーやヒートガンで熱を当てつつ貼る。 - エッジ処理・余白処理
ケーブルポートや輪郭部分を正確にカット。角や端を丁寧に押し込む。 - 後処理・クリア保護
必要ならクリアラミネートやクリアコートで保護層を追加。
注意すべきポイント・失敗しやすい部分
- ピックガードや金具の周囲は剥がれやすいため、切れ込みを入れる・余裕をつけて貼る。
- 厚手シートを無理に伸ばすとひび割れや変形が起きる。
- 極端な曲面や狭い隙間は、カットと重ね貼りで対応。
- 温度変化や湿度変化により糊が弱くなることもあるため、季節や環境を考慮。
まとめ:カッティングシートをギターにラッピングは可能だが要注意

カッティングシートをギターに貼るのは、正しい素材選びと丁寧な作業をすれば、魅力的なカスタム方法になり得ます。
ただし、曲面・エッジ・貼り換え性の確保など、ギターユニークな要件を理解しておく必要があります。
初心者はまず部分的に試すか、技術に自信ある場所から始めるのが安全です。
以上、カッティングシートをギターに貼る方法についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

