カッティングシートを貼るとき、角の処理がうまくいかずに悩んだことはありませんか?
角が浮いたり、シワが寄ったり、時間が経つと剥がれてくる。
これは貼り方というより角処理のコツを知らないことが原因です。
この記事では、カッティングシートの角処理をテーマに、外角・内角・曲面などタイプ別の処理方法をわかりやすく解説します。
DIYや看板施工、車のステッカー貼りにも役立つ内容です。
カッティングシートの角処理が重要な理由
カッティングシートの角は、最も剥がれやすく、劣化が早い部分です。
その理由は以下の通りです。
- 角はシートが最も引っ張られるポイント
- 外気・水・ホコリが入りやすい
- 貼る際に空気が抜けにくい
正しく角処理を行うことで、見た目だけでなく耐久性・密着力も大幅にアップします。
カッティングシートの角処理の基本手順
角処理の基本は「カット角度」と「温度調整」がポイントです。
以下の手順を守ることで、誰でもきれいな仕上がりになります。
下地をしっかり脱脂する
角部分に油分やホコリが残っていると、時間とともに浮きやすくなります。
中性洗剤やアルコールで拭き、完全に乾かしてから貼りましょう。
角の手前でシートを一度止める
角を一気に通過させず、手前で一度押さえてから少しずつ進めます。
この「間(ま)」を取ることで、シワやテンションを防げます。
ドライヤーで軽く温める
角に差し掛かる前に、ドライヤーで60℃前後に温めるとシートが柔らかくなり、自然になじみます。
温めすぎると伸びすぎて変形するため、30cmほど離して温風を当てるのがコツです。
カッティングシートの角処理のやり方【外角の場合】
外角(出っ張った角)は、特に剥がれやすい部分です。
以下のように処理すると、長持ちします。
- 角を中心に軽く温める
- シートを角の形に沿って押し込みながら貼る
- 余分な部分を45度の斜めカットで処理する
斜めカットが必要な理由
角を直角に残すと、そこに力が集中して剥がれやすくなります。
斜めに切ることで、テンションを分散し、自然な仕上がりになります。
カッティングシートの角処理のやり方【内角の場合】
内角(へこんだ角)は、空気やシワが入りやすいのが特徴です。
- 角の中央に1〜2mmの切れ込みを入れる
- ドライヤーで軽く温める
- ヘラを使いながら、角の中心から外に押し出すように貼る
切れ込みを入れる理由
切れ込みを入れないと、内側でシートが折れ曲がって浮き上がります。
わずかな切れ込みを入れるだけで、密着性が大きく改善します。
カッティングシートの角処理のやり方【曲面・R部分の場合】
丸みのある角(R部分)や曲面では、引っ張るのではなく伸ばすイメージで貼ります。
- ドライヤーで温めてシートを柔らかくする
- 指やヘラで中央から放射状に押し広げる
- 無理に引っ張らず、少しずつ形をなじませる
ポイント: 厚み0.07mm前後の柔軟なシートを使うと、曲面処理がしやすくなります。
カッティングシートの角処理に使える便利ツール
| 道具 | 役割 | ポイント |
|---|---|---|
| スキージー(ヘラ) | 空気を抜きながら圧着 | フェルト付きが表面を傷つけにくい |
| ドライヤー or ヒートガン | 柔らかくして密着性アップ | 温度を一定に保つこと |
| カッター | 角の余白や重なり処理 | 45度の角度で軽く切る |
| ピンセット | 細かい角や文字の調整 | 剥がし時にも便利 |
カッティングシートの角処理で失敗しやすい例
- 一気に角を越えて貼ってしまう
- 切れ込みを入れずに曲げる
- 温度が低い状態で施工する
- 厚すぎるシートを無理に曲げる
どれも角への応力(引っ張り)が強くなり、剥がれや浮きの原因となります。
角は焦らず、「温めながら少しずつ」が鉄則です。
まとめ:カッティングシートの角処理は“丁寧さ”が仕上がりを決める

カッティングシートの角処理で大切なのは、
- 角の形に合わせた斜めカット
- ドライヤーで温めながらの施工
- 内角は切れ込み、外角は分割貼り
この3つを意識するだけで、見た目の美しさも耐久性も劇的に変わります。
特に屋外看板や車ステッカーでは、角処理の丁寧さが寿命を左右します。
角を制する者が、カッティングシート施工を制す。
ぜひ今回紹介した方法を実践し、プロのような仕上がりを目指してください。
以上、カッティングシートの角処理についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

